2020-08

海外アクティビストファンドのサードポイントがソニー株を大量保有してから半導体部門のスピンオフなど数々要求してきて株価はどんどん上がっていました。コロナで低迷して今期予想も減益ながら巣ごもり需要でゲーム部門絶好調で年末にはPS5発売を控えているとあって再び株価は年高値を更新し続けていました。そのサードポイントが今日ソニー株を売却していたことが明らかになりました。

高配当銘柄の鳥羽洋行は1Q決算発表時、今期減配予想(120円→80円)を出しましたが、株価の方はさほど下げていません。9月末が権利落ち日ということで、売られないのでしょうか？また3年以上の長期保有なら優待が増えるのも安定株主を増やしているのでしょうか？

日常生活からヒントを得て穴株を発掘し数々の10倍株を当てた伝説のファンドマネージャー、ピーター･リンチも、かつて投資信託ブームの際、同業者である運用会社のドレイファス社の株の急上昇を逃したといいます。ヒントは身近にあるのだから無理によくわからない分野に投資する必要はない。

最近「これが投資教育だ」という親御さんのツイートを見つけました。買い物から好きな企業を見つけ応援する意味合いでまずは株を買う。決算を見る。企業活動、経済に興味を持ち、追う。親子共々。損しないためには、等はこれから。上がりそうだから、テーマ銘柄だから、等とは無縁の、大人もまず初心者の個人は少額でこういう入り方をすべきでは、というような。

携帯端末売り上げ不振、コロナで海外ローミング低調も、d払い等のスマートライフ事業伸長、今期予想は前期比増益、連続増配。

配当性向30％圏内を目安に減配ですが、投資フェーズで経費がかさんだ前期から再び成長フェーズへ。利益の7割超がストック型。フランチャイズ、リースバックは伸長続く。

本年度は投資フェーズで経費増、利益圧迫の中コロナが襲い二重苦でしたが、利益面で7割以上を占める主要路線であるストック型セグメントの売り上げ伸張は変わらず、2021年期はコロナ影響度合いにより幅を持たせたレンジ予想で最も控えめな数字でも45％超増益と、中期経営計画の通りに進んでいます。

四半期決算も段々と出てきて、赤字転落、前年同期比減益着地、等、コロナ直撃セクターの銘柄達はコロナ戻り相場で戻るどころか安値を掘ったりしていました。買いチャンスは近いと目を光らせていましたが･･･

コロナショック時、暴落は買いチャンス、狼狽売りはダメ、買い向かえ、騰落レシオ〇〇は空前の買い場！フルポジ、レバもかけろ！と、何人もの実績ある投資家達が渦中に買い向かい、更に急落に見舞われ即損切り、損失を拡大させ･･･という場面を何度も見ました。以前のクリスマスショックでは同様に買い向かって年初には早報われて+30％も40％も利益をあげていた方も大火傷を負っていました。もちろんリーマンショックも3.11も乗り越えてこられた方です。その方が間違うなんて･･･

これ系のコロナテーマ銘柄(テレワーク、Saas等)は大きく買われ、上場来高値を更新し続けてきましたが、ここ最近一様に天井をつけたように下落傾向を見せています。しかし、月次分析の達人で億り人投資家のはっしゃんさんによると、月次前年同期比+110％以上を4年間も続けてきており、理論上限株価も更新しており高値圏ではあるものの異常値ではないとのこと。