みんな間違えることはよくある

stock-investment-diary20200810 日本株投資

イナゴは怖いなと常々思います。イナゴとは自分では大した調査も無しに著名投資家の買った銘柄に群がり買い上がって利益を食って売り逃げる投資家のこと。これの良くないところは自分の調査能力が上がらないことと、損した時に自分のこととして納得できないこと。しかし、歴戦の億り人投資家達には日々学び、成長していきたいのと、歴史的暴落時の立ち回りなどは経験者に学べとばかりに後追いしたくなる、いや、するべき?と思ってしまう面もある。クリスマスの時は自分はフルポジで絶好の買い場だったソニーやソフトバンクグループを買うことも出来ず指をくわえて見ていました。何人もの有名投資家達がそこでの買いで大きな利益をあげていましたし、2019年の夏枯れ相場の下落時にも有名投資家達は買いを入れており年末年始にかけて大きな利益をあげていました。今度こそ彼らのようにやってみたい、と思っていたところにコロナショックです。あの人もこの人も次次とJR、JAL等を買い、さらなる下落に見舞われ損切り、人によっては信用ポジションを膨らませ追い証まで。億り人陥落、とか。私は例によってまたフルポジで、出来ることは損切りをせずただ待っていることだけでした。コロナでファンダメンタルズが変わったと思われる一銘柄以外損切りせず持ち続けました。その後信じられないペースで株価は戻しています。暴落初期に損切りという名の狼狽売りをしていれば損失を抑えられたといわれるかも知れませんが、今度はいつ買えたでしょうか?3月の大底を見極められたでしょうか?その後上がり始めても私は絶対早期に二番底があると震えていました。今回ばかりはキャッシュポジションがなくて良かったと思いました。何せ満を持して暴落時にリバウンド狙いでディフェンシブとされていた銘柄を買う、いや、何なら誰かのイナゴでいいやと思っていましたから。もしそれをやっていたら損失は何割か増しでした。ディフェンシブとされていた銘柄や、高配当優待銘柄などは軒並みファンダメンタルズが損なわれ、相当に下げています。

↑ツイッターリンクは、元ウオール街の投資家、高橋ダンさんのRSIについての動画ですが、彼曰くウオール街でも間違って使われている、と。下のラインで買い、上のラインで売り目安、という使い方は正しくない、50を行き来した際のトレンド転換を見るようにしている、と。そのほかにも彼は就職まもなくリーマンクラッシュになったとき、周りの金融マン達が「リーマンは大きすぎて政府が潰さない」と一様に間違っていた、とか、金価格が1,000ドルを超えるはずはない、と大半の金融マンが考えていた、とか、往々にして間違った見方が多勢になることがある、と言っています。周りに流されるのではなく確固とした方針を持ち投資判断をする、そうあらねばと思います。

タイトルとURLをコピーしました