「自分の仕事や私生活に関わる分野でよく知っていることがあれば、他の投資家に先んじて株価上昇につながる出来事を知ることが出来る。しかし往々にして異分野にとらわれがちで、どうして隣の芝生がいつも青く見えるのかわからない。」と、著書「株で勝つ」に書いているリンチは日常の買い物や仕事での出来事などからヒントを得て割安成長株を見つけて圧倒的運用成績をあげたことで有名です。コロナ禍でも凄腕の個人投資家達は周りの変化から衛生用品関連のライオンや大幸薬品の業績大幅向上を見抜いたり、スーパー等が混んでいることから小売り銘柄を買ったり、私も内需株で生活必需品のトイレットペーパーも扱いマスクや除菌ティッシュなど衛生紙分野が強い大王製紙をホールドしてコロナショック時でもすぐに株価が戻りました。上がってはいませんけど。
仕事は直近はバイク仕事でした。バイクに詳しくはないですがバイク好きの知り合いは多く、その人たちの嗜好はわかります。今の主力銘柄はその関係で選びました。米中摩擦にコロナで大やられですが、鉄壁の好財務、内部留保潤沢、成長のために要する設備投資最小限、株価下値余地少なくこれだけ悪材料に見舞われても底堅い、成長株であり景気回復局面では業績拡大は確実、バイク部品関連で部門シェア1位、アジアのバイク需要のこれからの伸びは既定路線、先行きが不安視されて低PBRが多い自動車部品株の中でも単なるバリュー株の一つではない、と、長期保有で月間、単年の騰落は度外視です。長く見ます。これが主力のPFですのでパフォーマンスがずっと悪いです。業務で使う地図分野ではゼンリンという会社が独占的でした。ちょっと調べたところ買いと判断できず買っていませんが、やはりずっと株価は下落傾向です。ワークマンは株価が半値以下の時から職場で結構評判でした。逃しました。毎日バイクで巡回していた受け持ち地区の東京の一角の地理、土地柄はめっぽう詳しい。これは去年夏の不動産株投資の際ちょっと役に立ちました。その時利確していれば短期間で大勝利でした。しかし利確後、下がったからと言って安易に買い戻したところ決算が悪く、加えてコロナと、大暴落で結局不動産株は現在のところ大幅含み損になってしまいましたが・・・
それが前職で、今の仕事で使っている製品にもヒントがありました。しかしそんなにいいものとも思っておらず、シェアに関することも調べたことがなく、コロナ無風でコロナショック安から回復どころか年高値をずんずん更新するとは思いもよらず。これは悔やみました。
もう一度身近なところに目を向け、色々気にして調べる必要がありそうです。(アイキャッチ画像は豆腐製品小売りの篠崎屋。7月前年同月比で売上高100%超とまずまず。結構美味しい。)