物言う株主サードポイント、ソニー株売却報道

stock-investment-diary20200819 日本株投資

かつて私のPF2位で、コロナさえなければ本当に安泰だったであろうソニー。株価がこんなに上がる前に利確してしまいましたが、コロナ後の年高値更新はコロナで高まった巣ごもり需要によるゲーム部門の絶好調が要因でした。去年、物言う株主サードポイントがソニー株の大量保有を明らかにし、絶好調の半導体部門の分社化、金融、医療分野等の株売却、自社株買いなどを要求、ソニーはその要求と無関係としながらも自社株買いを実施するなど株価はどんどん上がり、半導体部門も絶好調と、年明けもコロナまでは年高値を更新していました。ソニーの株はPER、PBRとも穏当で、これだけ騰がっても株価は割高でもないのは、コングロマリットディスカウント、というものだそうです。会社が大きすぎて業務も多岐にわたり利益構造がわかりにくく、株価が据え置かれがちなのだそうで。だからアクティビストは半導体部門を分ければ相当な評価を得ると指摘し、また、金融、医療分野の株も同様に売ってゲームや音楽などに集中せよと要求してくる。しかしソニーは逆に金融のソニーフィナンシャルHDを完全子会社化し、半導体も残し、医療のエムスリー株も持っています。そして今日サードポイントがソニー株を手放したと明らかになりました。ソニーの株価は窓を開けて下落。アクティビストがいなくなると株価は下がる傾向にあります。しかし今期減益予想とは言え、部門によってはコロナ追い風でもある、その追い風は他社を見ても思いもよらないくらい大きいことが明らかになっており、各証券会社もレーティングをかなり上げるなど、会社自体は投資妙味が薄れたとは感じません。サードポイントが売ったからという売りが一巡すれば買いチャンスかも知れません?

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