7月は日本株は強くて、現在25日騰落レシオは130を超える過熱気味となっており、いつ大きく調整してもおかしくないくらい?しかし私はあまり実感はなく、恩恵はそこまでは。TOPIX指数+4.6%に対して保有銘柄全体では+1.95%にとどまり、「指数はそんなに上がっていたのか」という感じです。日経平均は5.8%も上がっていますし、マザーズは7.7%も上がっています。マザーズはいいチャートで、去年から大暴落が続いていましたが、いよいよ底を脱して、上昇に転じそうだ、と元ウォール街のトレーダーの高橋ダンさんは言います。ここと連動しやすいのが、マザーズ市場銘柄でなくても、いわゆる高成長の「グロース」と言われる銘柄群です。株価収益率PERも株価純資産倍率PBRも高く、成長期待から割高水準まで買われ、年に20%規模のペースで売り上げを伸ばしている企業達。これらは東証一部だろうが業績が伸びていようがマザーズに多い借金だらけの赤字企業らと同じく売り込まれてきました。昨今のインフレ抑制のための金利の上昇は大きな要因です。借金金利も増えるし、これら高PER銘柄は必然配当利回りが低いため、国債の利回りの方が良くなり、売られる、といった理由があるようです。2銘柄そういう株を保有していますが、クラウド銘柄は今月24%上昇しています。もちろん去年からの落ち込みもすさまじかったからですが・・・MonotaROも14%上昇です。いずれもマザーズ指数より、かなり大きく上げている。それとアイフルも10%高。業績もいいですが、金利も高いということで、金融関係の銘柄はいいようで。ソフトバンクGもTOPIX並の上昇です。海外グロース企業への投資が多いのもあって。JT、鳥羽洋行、And do HLD、主力の自動車関連銘柄は上昇したもののTOPIXには全く及ばず。グロースが強く、バリューが弱いといった感。不動産は足踏みです。東急不HD、丸八HD、エネオスは下落しています。エネオスは原油価格と連動しますので、悪い。この相場で下落とは大分悪いですね。そんなこんなで言ってしまえば主力の自動車関連銘柄がほとんど上げていないことがまず主要因には違いありません。バリュー主体の構成故、全般弱いのは今の相場の傾向通り。いくら割高に上がっていてもグロース2銘柄の構成比率は低い。特に大暴落しているクラウド銘柄は24%上がったところで主力の自動車関連銘柄が1%ちょっと上がった程度のインパクトしかない。当然、全体では指数には劣る、という感じですね。決算シーズンに入りますので、株価に一喜一憂せず、業績をよく見ていきます。