低PBR高配当優位の年

stock-investment20231209 日本株投資

今年は自分的には異常事態です。長いこと低PBRの資産バリュー株に資金を集中していて、業績的にも目立って伸びず、一時的にいい決算がでても続かず、株価はもっと付いてこず、低迷低迷。上昇相場だった年は多少+にはなるもののぱっとせず、下落相場だった昨年だけが底堅く(資産バリュー株は元々割安を極めている=株価下落しきった状態だから)マイナスのTOPIXを上回ってやや+(配当金を含める)で終われた程度で、私と同じ時期に投資を始めた個別株投資組の中では負け組(といってもコロナショックを微損で乗り越え、生き残っているので多くの人が退場しているのを考えると負けでもないんですが)という感覚でした。しかし今年は追い風が吹いています。東証のPBR1倍割れ改善要請でPBR1倍割れのバリュー株の株価が総じて高い。保有銘柄の東急不HDは年初来+44.9%。TOPIXは+22.9%なのでほぼ倍の上昇率。もちろん業績も伴っています。最高益を上方修正し、優待も改善。PBRはこれでもまだほぼ1倍まで来た程度で微妙に割れている。そして今年は低PBRと共に高配当もテーマになっており、保有銘柄のJTは年初来+40.62%。これだけ上がっても依然配当利回り5%もあります。この2銘柄に次ぐ上昇率なのが+36.11%の主力の自動車関連銘柄です。これが一番の異常事態。これに集中投資している(保有全銘柄の45%を占める)ことが致命的な低迷の理由でしたが、今年は決算がそういいわけでもないのに年初から堅調で、更に先月に著名エコノミストのエミンさんにちらっと取上げられたことでも資金が入り一段高、それでもPBRは1倍どころか0.5倍割れの状態。「究極のバリュー」と紹介されており、私的には「何年も前からそうだよ」とツッコんでいますが、今年の牽引役です。この1銘柄だけで+200万円以上。業績は微妙(大黒字ではある)なのがモヤモヤしますが。他にはエネオスが+28.64%。PBR0.61倍、配当利回り3.8%。丸八HDが+25.13%。PBRは驚異の0.3倍。上方修正も甚だしく、業績を大きく伴うも、株価は伴わず。これだけ上がっていますが、タダ同然。と、保有銘柄の大半がTOPIXより大きく上がっている。しかし全体では同じ位です。バリューと対極の高PBR低配当銘柄のMonotaRO、クラウド銘柄というグロースが今年は大逆風。業績はとてもいいのに株価急落。ソフトバンクGも上がらず。業績最悪、上場廃止待ったなしの篠崎屋も上がらず。いくら何でもグロース2銘柄は悪すぎるので、どこかで反転すると思う、思いたいのですが・・・まあ、株価はそんな感じですがあくまでも業績を長期的に見て投資判断したい。

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