割安なのは今に始まったことではありません。買い始めた2019年初頭から目を引く安さで、業績はずっといい。一応成長企業で、成長の止まったお金の使い道のなくなった故の高配当株ではない。連続増配でも配当利回りはやっと2.2%。これでも結構上がった方です。コロナショックでそれなりに株価を下げ、業績はとっくのとうにコロナ前を超えていますが、株価は全然戻らない。私が買った直後の2019年4月の本決算では、最高益に次期予想も増収増益と、株価が跳ね上がり、900円を記録しましたが、今回の本決算ではその時の成績を塗り替え、文字通りのV字回復を果たしたにも拘わらず(売上高はその時より下でした。つまり高利益率ということでもありますが。)666円です。いや、666円は金曜の大引け後の本決算発表前の終値ですので、週明け月曜市場で反応あるかも知れませんが、どうでしょうねえ?2019年の時は次の期の予想が今回決算時の予想より高かった。今回は旺盛な自動車需要は確かなれど、コロナによる就業停止や資源高、物流コスト高、半導体不足も収束に向かう或いは各社が対応を図る見通しでも影響は免れないとのことで、増収を見込むものの、売上高、営業利益ともに過去最高とはいかず。+四季報によると同社は求人難もあるとのこと。何せ自動車業界の株価は為替動向やコロナ、半導体不足や資源高、といったニュースでいちいち取上げられ、振らされる。また、同業他社の方が有名なため、中央発條が下方修正、株価大幅下落、となると同時期に全く別次元でぶっちぎって業績堅調であるはずの私の主力銘柄まで連想で落ちたりする。私の主力銘柄は、よほどマクロな悪材料がなく、最高益で且つ次期の見通しもかなりいい、と揃わないと株価は滅多に上に反応しない、というのが特徴です。万年割安。割安度が加速度的に進行していて、毎年急落しているようなものです。有り余る現金性資産から全ての負債を引いた額を加味した実質株価は100円を切る計算です。PERにすると1倍を割っています。PBRじゃないです。PERです。度を超えています。倒産予備軍の扱いです。いつか水準訂正で跳ね上がる、とは主力にしている私でさえも想像が出来ないくらいですが、保有を続けること自体に何の不安もないですね。これが暴落する時は世界経済危機くらいだと思います。コロナショックでもたかが知れていました。しかし上がらない。業績でいえば堅調な見通しであり、曲がりなりにも成長企業。保有し続けます。