主力の自動車関連銘柄の決算サマリー

stock-investment20220408 日本株投資

私のポートフォリオに占める保有比率45パーセントの集中投資先、自動車部品メーカーの本決算が大引け後に出ました。なぜか今日その前に2%弱も株価が下落しているのは、どうやらトヨタの株価が政策保有株が多いということでTOPIXに占める比率が下がるという見直しがあるからという理由で3%超も下落したのに関係あるようです。中央発條や関連銘柄軒並み下落です。まあ、置いときまして・・・決算は予想が全て的中というと誇大宣伝ですが、営業利益が最高益に至らず、経常以下は過去をぶっちぎる最高益をたたき出し、今期の予想は前期下期に引き続き原材料、物流費高騰にコロナによる部品不足、半導体不足等の影響懸念から前期を下回るだろう、と予想していて、過去にも書いてありますので、当たりました。配当は修正し増配。今期も増配。収益認識基準改定で今期の売上高予想は見た目は前期を下回りますが、実質最高の予想。財務はバリュー度が一気に大幅アップ。経常利益が前年比倍近いにもかかわらず株価は全くといっていいほど上昇に載らず、割安というか実質暴落です。今日の終値666円に対し全ての現金性資産から全ての負債を引いた正味流動資産ベースで568円もの上乗せがある状態。1,234円入りの財布が666円で買えます。盤石過ぎる圧倒的黒字体質。投資有価証券も数億円買い増しています。為替差益も億単位で載り、持ち分法による投資利益もアップ。営業利益12億4千700万円に対し経常利益が20億5千200万円にもなる。とんでもない。しかしこれでも今期二桁成長とか、決算自体にインパクトのあるものではなく、色々半導体不足や部品不足も解消に向かう見方もあれど、自動車需要は旺盛なれど、大きな買いが入る内容ではないと思われます。下落しないにしても、どこまで実質安くなるのか・・・何かのきっかけで水準訂正があるのか・・・まだ、先は長そうです。ですが、この業績、財務のどこに不安があるのでしょう。

タイトルとURLをコピーしました