気絶投資法

stock-investment-diary20200826 日本株投資

投資にたらればは禁物です。これを買っていればこんなに儲かっていた、という考えは無理な投資行動に走らせ、損をしてしまうことにつながるとピーター・リンチは言います。実際に損をしたことよりも得をし損なったことの方が心理学的には痛いそうで、そういう無理な投資に走らせないためにも投資銀行には心理カウンセラーが雇われているんだとか。

私も一応そういう無理ではなくファンダメンタルズで、決算がいいコロナ追い風銘柄にシフトする意味で、ソニーとソフトバンクグループを利確し、クラウド、EC、5G銘柄に乗り換えました。しかし現時点では、そのまま放置して乗り換えなかった方が含み益は10倍にも上ります。乗り換え先の内2銘柄に至っては含み損転落です。しばらくは年高値更新していましたが・・・テーマ銘柄でモメンタムがかなり入っていたため月次が良くても売られてしまいました。あくまでもここまで短期では、ですが。今期減益予想のソニーは売却後ゲーム関連が好調の巣ごもり銘柄として注目を集め、めきめき上昇。アクティビストファンドのサードポイントがソニー株を売却した後少し下落しましたが切り返しており、堅調です。

ここで思い出すのがピーター・リンチの驚異的運用成績をあげたマゼラン・ファンドの利益を最も受けられた顧客の特徴の1位2位です。亡くなった方、口座の存在を忘れていた方、です。金融リテラシーのない多くの顧客はファンドが上がっている局面で買い、下落で慌てて売ってしまったそうです。これほどのファンドでも損した人が多数という事実!

億を稼いだバリュー投資家さんがたまに「気絶投資法おすすめ」と言われています。日中株価を見るな、とも。はっしゃんさんなどは証券口座にあまりにもログインしないためパスワードを忘れてしまう、とも。私はソニーのコロナ禍の打撃やアナリストのレーティングやレポートに振り回され、手放してしまいました。しかし乗り換えた先の銘柄は好決算なのも誰もが知り、相当に買い上げられた後でした。短期では損する確率が高いのは自明。唯一NTTドコモだけが買いタイミングが良く堅調ですが。もっと過去には今よりも相当安く任天堂を買っていました。しかしスイッチ発売前で、ポケモン効果も下火、株価は漸減といった動きで、今の主力銘柄に乗り換えてしまいました。もし放置して気絶していれば200万円以上の利益です。乗り換えた先の主力銘柄(自動車関連)は米中摩擦にコロナと直撃されて業績低迷中、株価も長らく含み損です。もちろん長期で期待していますが。それはソニーから乗り換えた銘柄もそうですが。しかし買いタイミングとしては良くはなかった。極端な話、任天堂ほったらかしならばコロナ暴落も関係なく資産はゆうゆう年初来大幅+だったわけで、もう少し腰を据えて取り組まないと、言ったら放置して忘れて気絶くらいで、と思った次第です。

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