ここ最近はマザーズはともかく、日経平均、TOPIX相場上昇の恩恵に与って保有銘柄或いは全体の投資成績が年高値、生涯高値をマークした、というツイートも散見されます。私も損はしていないのですが、非常に上げ幅が小さく、この上昇相場で上がらないなんて、それで調整があった時にはガクンと下がるのか、と、じりじりします。しかしもうこういうのにも慣れてきてもいます。投資開始来、現在の主力の自動車関連銘柄に集中投資をしています。今は割合が全体の半分ちょっとを占める程度まで減っていますが、それは追加入金をしたからで、保有自体は減らしていません。買った直後の決算が業績、株価のピークでした。以後は米中摩擦、コロナショックと食らい、底値が固いと言われる資産バリュー株と言えどそれなりに下げ、流動性にも欠けその後の戻しも限られ、業績V字回復を現在果たしていますが、まだ株価はコロナ前まで戻していません。そしてトヨタショックです。この銘柄は直近の四半期決算が上場来で見ても最高に近く、株価自体も超割安にとどまっているためかショック安には全くなりませんでした。しかしやはり上値は重たい。今現在もまとまった売りが蓋をしており、上昇相場で大型の流動性の高い銘柄にシフトでしょうか、とりあえず底値の堅いこの銘柄に避難させていた資金なのかも知れません?よくこういうのがあります。それもあって、今年も全体の投資成績はTOPIX平均に大きく劣っています。しかし、長期を見ます。もとより10年単位の長期保有として決めていました。資産バリューの水準訂正狙いではなく、成長銘柄で財務が分厚い、という位置づけです。なのでこれからも大きな上昇の流れなどには乗れないでしょうから、人と比べず、保有し続ける、というスタンスでいきます。1年の株価チャートでは他の関連銘柄と違って安定しています。上げ幅は緩いですが・・・リンチの「株で勝つ」には「上昇に乗り遅れた、損をした、という考えは、焦ってよく知らない株を買い、損をすることにつながる。健全とは言えない。」と、あります。心理学的には実際に損をしたことよりも「得を取り損ねる」ことの方が痛いのだそうです。去年はグロース銘柄、マザーズ指数がめきめき強く、チェンジ、GMO系統などの銘柄をよくわからず持っておけば何倍にもなりましたが、それを見て焦って遅れて乗った人たちは、後の失速でやられ、IRに苦情を入れる始末。「株で勝つ」にも「朝起きて「この所相場がいいから株を買おう」と思ったら電話に近寄るな」と、あります。(当時はネットがない。電話注文。)これから、このことを日々自分に言い聞かせることになりそうです。