保有銘柄 2926篠崎屋 陽線で7.69%急続伸

stock-investment20210215 日本株投資

三代目茂蔵という豆腐製品等小売りの店舗を関東圏に展開する、篠崎屋。私が初めて買った株であり、今では商品の大ファンでもあり、応援する株主です。当然買って保有し続ける理由はファンダメンタルズ、経営状況です。自己資本比率高く、経営改善が奏功し、黒字体質へ転換、負債もしっかりと返済しつつ、今期は久しぶりの店舗拡大へ。商品自体も強力で、安く美味しく、驚きました。かなり美食を追求してきて遠出もして色々集めてきていた私ですが、こんなチェーンの安売りの店の豆腐がここまでの質とは。すっかり愛好者ですし、もっと広がっていって、ゆくゆくは行ける範囲でもう少し広範な品揃えの直営店クラスの店が出来れば、と思います。

そんな篠崎屋。第一四半期決算は前年比二桁増益スタートで、コロナの緊急事態宣言は基本的には全ての小売りにマイナスですが、外食がやり玉に挙げられる中、中食が見直されるという流れは追い風のようで、解除されてからは業績が上向いています。高付加価値高利益率の高価格帯の品が当たって業績回復を見せていましたが、コロナによる景気減速で「生活応援」と銘打った廉価品にも力を入れるなど、俊敏な経営判断。利益率はどうなる?と思わせましたが、何と利益率向上。第二四半期は緊急事態宣言がまたあって、初月売り上げがやや前年割れしていますが、長期では心配ないと思います。財務も健全ですし。

その篠崎屋の株価が年初から乱高下しています。納豆に含まれるある成分が対コロナ効能著しいという研究結果が報道され、一時売り禁など規制がかかるほど売買され、連日ストップ高になるなど、モメンタムが。そして急落して漸減に落ち着いてきたと思っていたら、先のニュースに関する続報が。かなりの効果が確認され、実用化に向け治験が進んでいる、と。それでだと思われます、再び株価が連騰しています。しかも今までと違うのは、うわっと急騰してその日のうちか2日3日で急落して漸減に転じる上ヒゲ陰線ではなく、終日買いが入り続ける陽線を描いて上昇して引けている。これは決算がかなりよくて上方修正が入った銘柄のような買われ方です。この対コロナ効能のモメンタムを根拠にアナリストによる買い推奨も出ました。(同じ理由で買われている銘柄は他にも複数あります。)私もこの銘柄を買った理由のそもそもは納豆です。投資始めた当初、自分の身近な得意分野から投資に結びつけたいと色々考えましたが、好きな納豆でこじつけて探したのがこの篠崎屋。実は上場企業で納豆と結びつきそうなのはここくらいしかありません。やまみという豆腐の会社もありますが、納豆は扱っていない様子?で、篠崎屋は納豆に特に強いというわけでもなく、むしろ一応扱っている程度。納豆銘柄というには苦しい。しかし納豆の材料連想で買うならここくらいしかない。時折納豆の健康関連のニュースなどで買われたり、また「低位株」特有の仕手筋による仕掛けで理由なく急騰することもある。ですから今回も厳密にはファンダメンタルズに基づいたというよりモメンタム、「感染症」でマスク製造の川本産業が急騰するような動きに近いと思われます。川本産業はコロナ第一波の時に株価は短期間で何倍にもなっています。こういう材料で頻繁に上がる銘柄はデイトレーダーも常日頃チェックしており、動きがあれば取引を集めます。あまり歓迎される値動きではありませんが、興味深くはあります。

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