主力中の主力、自動車関連銘柄、上昇基調

stock-investment20210214 日本株投資

もうすぐ保有して丸2年になります。当時、金塊だと思い集中投資決め込んだ自動車関連銘柄、直後の本決算で連続増収増益、株価もかなり上がって一気に含み益を抱えました。かなりの現金資産バリュー株のため、ちょっとやそっと急騰したくらいでは割安度に変わりは無く(PBR1倍割れどころではない)、このまま長きにわたって堅調に業績と株価を伸ばし、じりじりと騰がっていってくれる、という未来を思い描きましたが、実は既に減速は始まっており、米中摩擦のあおりをかなり受け、次の期の業績は低迷。バリュー株のため株価は底堅いもののじり安基調で、好相場でも流動性のなさなどからついていかず、長きにわたって低迷し、そしてコロナショックでは板の薄さから逆に大きく下に値動きし、戻らず、想定外の含み損を抱えるに至ります。業績の方も大打撃で、その期のある四半期単体決算では恐らくリーマン以来の赤字を出すまでに至ります。ですが、それでも株価の方はそこまで下に掘らず、ある程度は戻っていきます。ぐっと割安度を増し、業績低迷の割には純資産を積み増し、経営、財務は盤石過ぎる。ここまでいくと業績に拘わらずいわゆる資産バリュー株投資の対象として買いがちょこちょこ入ります。ずっと追っている身からすると何ともうらやましい買いタイミング。業績底打ちはそろそろ。2021年期は自動車業界は回復するのは目に見えており、株価の方も全体的に出遅れてコロナ前まで全く戻っていない。かなり負けにくいと思われます。そして、この主力も直近四半期決算で大幅黒字転換。その前に出された予想を見て「こんな安易なV字回復はさすがに甘いだろう。さすが過半を株式持ち合いとかで取引先や地銀など機関が株主を占めている、遅れているIRだ。」と思ったものですが、その予想よりも上回っている印象。恐れ入りました。同時に半導体不足から自動車大手の減産の報が入ってきましたが、それを加味してもトヨタなどは上方修正を出すなど、直近はともかく長期では明るそうに見える。市場全体見ても景気敏感バリューの不動産、銀行、運輸、自動車などの株に買いが入っている。そんなにいい決算でしたか?という東急不HDなども無敵と言いたいチャートで右肩上がりになるなど、好地合以上の好調さが見える。我が主力も、ここ最近のチャートは右肩上がり傾向。好地合についてこない薄板銘柄ながら。

この銘柄が上がるとPF全体に与える影響はとても大きく、先週金曜なども上昇率では主力を上回る銘柄が複数ありましたが、PF寄与度で言えば主力が一番でした。もちろん下落した場合の悪影響も大きいですが・・・資産バリュー株を主力とし、長期堪え、業績を見守る、というのを投資初期から続けて、長期目線を鍛えられています。今のところこの銘柄はずうっと含み損で来ていて、比率第2位のソニーなどはその前の2位NTTドコモからのリレーで資金が半年ちょっとで倍以上になっていることからも、主力を流動性の高い銘柄にしておいて売ってしまってキャッシュにしてドコモやソニーを買っていればもっともっとパフォーマンスを高められたという結果論もあります。コロナショック時は本当にキャッシュがあればと思いました。しかしこの大暴落でも業績大打撃でもなかなか揺らがない資産バリュー株が軸にあったからこそ他の銘柄で冷静な選定とホールドが出来ている。まだ投資歴2年半にも満たないですが、投資始めて以来この銘柄が主軸なせいでパフォーマンスが日経TOPIXに負けっぱなしでも退場せずに成長、勉強できているのはやはりこの主力のおかげです。長く長く持ち続けます。

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