2020年5月成績

stock-investment202005 日本株投資

世の中は空前の上昇相場で人生に類を見ないほどのPF上昇だとかいう声も聞かれますが、私は全然ぱっとしませんでした。保有銘柄の決算もそれなりで、コロナはしっかりと業績に打撃。それにしては意外と落ちないなという程度。相場の強さを実感しますが乗り遅れています。年初からディフェンシブとして堅調だった大王製紙が今期は広告激減でチラシ需要減、テレワークでオフィス紙需要減、EC伸びるも経済活動停滞で段ボール需要減、と減益予想(配当は増)で下落トレンド入り。不動産含み資産銘柄の東急不HDも減益予想、不動産市況不透明感、ぱっとせず。コロナで打撃も下方修正せず重点セグメントであるフランチャイズ、リースバックを伸ばすハウスドゥは大幅上昇。まだまだPER10前後と割安。今期予想未定のソニーはざっくりした減益見通しを出しており、景気後退でスマホ向けイメージセンサー需要減の見通しや、米中摩擦であおりを食うのは半導体という見方もあり、冴えない。アイフルも結局過払い金引当金が発生し、その反動で今期の保守的な予想が12倍増益予想となるもさほど強さは見えない。色々ありすぎて本当に読めないソフトバンクグループが実は一番含み益が多いという、なんともかんともなPFです。しかし特に今のところ何か入れ替えるなどの予定はありません。

もと竹田和平氏銘柄の鳥羽洋行をちょこっと買い。今期予想未定で、高配当銘柄で有名なのに配当予想も未定の時点で買ってしまいましたが・・・自動車、半導体などの生産設備等の専門商社で、かなりキャッシュリッチ、PBR1倍割れ、株主還元に力を入れ高配当でも無理がない配当性向。株主に機関投資家が少ない。流動性は極めて低い薄板銘柄。今期有望かと言われるとかなり微妙ですが、自動車新技術や5Gの流れは既にできており、その生産設備を担う会社は長期で有望と見ます。更にウオッチします。

先々月売ったLIFULLがその直後におっそろしい下方修正を出してきてPER200倍となり、しかし株価は底だったのか下がらず、その後修正予想を上回る決算や自社株買い発表などで40%とか上がったのには驚きました。それと大王製紙は実は特種東海製紙から去年乗り換えたんですが、今や特種東海製紙の方が上昇トレンドで完全に逆を引きました。特種東海製紙はPBR1倍を割れるバリュー株で、業績下方修正でも株価はさほど下がらず、自己資本比率が大王製紙より高く、自社株買いを行う余裕があり、有価証券売却益もあり、チャートも上昇トレンドで、減益予想、減配なのにも拘わらず年高値です。株はほんと難しいです。

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