よく知りませんが、ダブルスコープという銘柄が熱い!と、しばらく前からツイッターに上がるようになってきていました。ものを分かっている人たちは、そのあおりに対して、いやこんなものは・・・と冷めた見方をしていました。で、しばらく経って、連続ストップ安、信用買いフルポジションの初心者個人投資家が多額の追い証を負う、というツイートが、どんどん流れてくるように。四季報で、この銘柄のページをチラ見しましたが、継続前提に重要事象、とある。これは結構よくないですよ。ただ、業績予想は黒字転換で、証券会社のレーティングも高く、リチウムイオン電池の絶縁体のメーカーということで、一見して今上がりそうなセクターで、テーマにも合っている。ははあ・・・まあ、今から買おうとは思わない。大体がして、ああいうあおりツイートが出回る頃には、すっ高値になっていることが多い。フラグというか。参加者を増やして踏み上げを狙っているのか。証券会社のレーティングも疑いの目を向けられている。相場操縦、個人をはめて売りをぶつける行為でしょう、と。そんなことするんだ?と。投資を始めるにあたってピーター・リンチの「株で勝つ」という王道な本を熟読して、最初くらいに「話題の銘柄に飛びついていては、たちまち生活保護のお世話になるだろう」と書いてあり、そこを何度も腹落ちして読んだにも拘わらず、コロナ禍下での保有銘柄の低迷ぶりに堪えきれず、当時鰻上りだったグロース、ウイズコロナテーマ銘柄に手を出し、今、相当な含み損を抱えている私です。しかし、そんな中でも業績を調べ、長期の見通しを調べ、選んだ上ですので、話題の中心にいたチェンジ、GMOなんちゃら、マクアケ、等の超キラキラ銘柄には手を出していない。まだ何とかなっている。一つはMonotaROですが、含み益です。もし、何も考えずにマザーズの適当な銘柄を買っていたら・・・まあ、本を読んでいたおかげで、こんな凡人でもトータルで大損はしていません。今回、追い証で大借金を背負うことになるであろう個人は、今は数が多く感じますが、そんなに多くはないんでしょうが、何百万円を更に倍以上に信用取引で上乗せして、よく調べもせずに「何かこれが上がるらしいよ」で賭ける、その思考回路が不思議です。大切なお金です。本一冊読むだけで回避できます。投資を始めるにあたって何か勉強するのが普通では?よく、無謀なことができますね。人の振り見て我が振り直せで、肝に銘じたいですね。人が儲けた、とか、儲かるぞ!という話を無視する、ということを。