「ピーター・リンチの株で勝つ」実践⑱

one-up-on-wall-street18 日本株投資

伝説のファンドマネージャー、ピーター・リンチが最も利益を得ている銘柄は保有して3~4年してからというものが多い、成果といえるものを得るには何ヶ月ではなく1年はかかる、と、この本には書かれています。(モメンタム、バブルに乗って急騰したものは除く)私の主力銘柄の自動車関連銘柄は、保有丸2年経過し、米中摩擦、コロナショックと見舞われ、それなりに下落しましたが元々超割安のため、ある程度に抑えられており、戻りの方もある程度で、緩やかに含み損のままです。そして前期第3四半期に業績底打ちが明白となり、まさにV字の第4四半期で強気の下期予想を上回る着地。今期予想も最高益予想で、半導体不足による自動車大手減産がなければ更に明るい見通しとなっていたでしょう。減産の影響が今期にはあっても更に長期では何も心配していません。株価の方は動きが少ないかも知れませんが、上方向を見て良さそうです。

この銘柄はいわゆる時価総額を現預金など現金性資産の額が上回る「資産バリュー株」の上位の方に入ります。その観点から「水準訂正」を見込んで分散投資の一環として組み入れる個人投資家がちらほらいらっしゃる。すでに割安どころか本来価値を割り込んでいるので下値も限られ(コロナショック時の同業種他社と比べても変動が少なかった)上値余地は大きい。しかし私はどちらかというとそういうバリュー株投資としての観点ではなく、あくまでも成長企業として割安に置かれているという観点でこの銘柄に投資しています。だからこその主力。

年々フリーキャッシュフローを蓄えつつ設備投資も行っており、成長し続けている。盤石な財務はそれがあってこその投資のもう一つの根拠になり得るに過ぎない。「株で勝つ」のフォード株についての件は参考になります。既にこの株への投資で巨額の利益を得ていたリンチでしたが、「もうさすがに上がりすぎ」という声にとらわれず、分析した結果、現金性資産から長期負債を差し引いた圧倒的なネットキャッシュは一株あたりでも巨大な数字となり、実質株価を押し下げている、更に子会社が多大な利益貢献をしていて、それらの子会社のPERを10として計算した場合更にフォードの実質株価は押し下げられ、実質PERは3倍ほどとなる。これのどこが高すぎるのか。保有を続けた結果、更に騰がり続けた。リンチは財務分析に多大な力を注ぎ込む必要はない、短信や有報の決算書を見なくても、もっと簡易的な情報でもいい、小学4年程度の理解で構わない、と言っています。ちなみに私の主力銘柄はその観点でいうと今期実質予想PERは2倍ちょっととなり、同じように割安に捨て置かれている同業種他社を比較しても半分以下となります。保有継続に疑義はありません。

タイトルとURLをコピーしました