@gemstone0723 なつさんというツイッターアカウントをご存じでしょうか。フォローしたのはコロナ第一波ショックのちょっと前くらいからでしょうか。元ファンドマネージャーだけあって、機関投資家の動きに詳しく、ネットにあがる多くの相場の振り返り記事は「上げ下げの要因について的外れなことを書いている、機関投資家が動いているのをわかっていない。」と指摘されるなど、経験から多くの有益な呟きを提供して下さっています。コロナ第一波ショックの際、保有銘柄は1日何十万円というペースで株価が目減りしていきました。その時「長期投資家は慌てないで持ちっぱなしだ。そういう人が一番儲かっている。」と呟かれていました。しかし私はツイッターで声の大きいモメンタムに乗って成功している個人投資家の方達が素早く動いてアゲインストコロナ銘柄を切り、テレワーク銘柄や債権保障銘柄、消毒関連銘柄等に乗り換えて短期で爆益をあげた、というような呟きを連日しているのを見て焦り、明らかにファンダメンタルズが毀損したLIFULL以外の銘柄もショック安回復間もない頃に微益で売り、当時鰻上りだったハイグロース銘柄2銘柄に資金を移しました。とっくに高値圏でしたが、まだしばらくは上がりました。MonotaROなどは一時50%の含み益までいきました。しかし今はMonotaROは微益、もう片方のクラウド銘柄は大損中です。つまり合わせて大きなマイナスです。乗り換える前の銘柄というのがソニーと大王製紙です。その後ソニーは再び下がったところを買い、40%ほどの利益が出ましたが株数は以前より少なく、大王製紙は株数を減らして買い戻さなかったため40%ほどの利益の内40%を逸失(ややこしい)。逸失利益だけで数十万円な上、乗り換えた先が大きな含み損なので相当利益を失う結果に。まさに何もせず動かなかった方が相当良かった。しかしショック安当時はそうは思えませんでした。ソニーは当期の利益にマイナス30パーセントほどの影響が出そうだ、とか、大王製紙はオフィス紙減に新聞広告等激減、という予想も容易に立った。その後巣ごもり需要でソニーはゲーム、配信事業が急伸。大王製紙は得意の衛生紙、マスク関連等が爆伸び、さらに原油安が急伸し、円高も手伝い増益要因に。そういうニュースを見るまで動くことはなかったのです。曖昧な不安で微益確定するような銘柄ではなかった。この一事を以ても、なつさんの正しさが分かります。そして最近の下げについても色々と呟かれていますが、見習って今度こそ腰の据わった投資を貫きたいと思います。