主力銘柄の第一四半期決算アップデート

stock-investment20210711 日本株投資

前期から大幅増収増益はこれは既定路線。既に他の自動車関連企業の決算を見るに業界全体がこの流れにあることは明白でした。しかし、半導体不足による完成品メーカー減産の報があり、その影響がどれくらいか・・・と思っていましたが・・・何のその、楽観的で機械的すぎると見えた今期予想に対する進捗率は42%にも達し、過去平均を大きく上回る。ここまで予想は出来ませんでしたね。良かろうと悪かろうと売るまいとは思っていましたが。しかし株価の方はあまり・・・地合が悪いので、上がっただけ随分プラスですが。これが主力なおかげでここ最近の下げ相場でかなり健闘しているポートフォリオは日経平均やTOPIXの年初来成績をどうやら追い越したようです。株価ではなく会社に投資する、というリンチの教えを守り、上昇が鈍かろうと下げに転じようと保有し続けます。これほどの決算で上方修正がないというのもこの銘柄らしい。IRに積極的ではありません。大部分が株式持ち合いで、株主数も少なく、淡泊な印象です。良くいえば揺るがない。

さて、鬼のようにキャッシュ、有価証券リッチな資産バリュー株でもある当銘柄ですが、当四半期決算で更にバリュー度は増しています。時価総額68億円に対し、現金預金や有価証券などの換金性の高い資産から全ての負債を差し引いた正味流動資産は112億円にもなりました。現預金だけで会社を買ってお釣りがかなり来ます。株価705円に対し正味流動資産は1,165円です。一株あたり460円がついてくる計算です。出遅れにもほどがあり「永遠に上がらない」とギブアップして手放す人も出ていますね。ということはまだまだ買い場ということでもあります。

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