いやいや、全然です。私の主力は自動車関連銘柄です。前期下期からVVV字回復を見せ、業績は一気にコロナ前を抜き、今第一四半期などは単体では上場来の好業績?株価も多少ですが戻りを見せ、コロナ前を上抜ければやっと上昇基調に?と思わせておいての半導体不足による完成品メーカー減産、さらにコロナ再拡大でアジア工場操業停止、部品不足で減産、と、トヨタ株価急落、トヨタの業績そのものは予想据え置きながらも生産台数は更に減、と、セクター全体に逆風。保有割合2位の篠崎屋は6、7、8月と天候不順も手伝い、売り上げ前年割れが続き、今期は3四半期までは大幅増収増益ながら最終4四半期は直営店出店もあり、かなりの赤字が見込まれ、更に原材料の大豆の高騰の報・・・株価の方もこの上昇相場で騰がらない。新規に買付の丸八HDは大幅上方修正あっても全く株価に好影響なく出来高薄で騰がらず。鳥羽洋行は中国景気ブレーキに世界の製造業の業績もコロナ後ピークアウトを見せ始め、自動車業界向けはただでさえ低調な中、昨今の逆風もあり、今月末配当落ちにも拘わらず大きく売られ中。不動産2銘柄は、まだアメリカのテーパリング発表前とはいえ、もし実行なら不動産関係の方から引き締め始めると言われ、リート、不動産関連は影響を受けるといわれ、日本にも影響があるとのこと?今挙げただけでも保有割合の7割以上を占めます。大半です。大半の銘柄に逆風です。ポジションをカットして現金比率を高めるか、上昇の波に乗るセクターの銘柄に乗り換えるかしたくなります。・・・コロナショックの相場で、そういうようなことをしました。当時の保有割合2位のソニー、4位大王製紙を減らしました。もちろん色々な悪材料の報があふれていましたし、株価もソニーは大きく下落していました。大王は落ちる方はあまりでしたが騰がらず漸減傾向でした。その後乗り換えたNTTドコモでTOBを引き当てましたが、他に資金を振り向けたグロース2銘柄の方は両者合わせて現在も含み損です。結論からいうと何もせずそのままソニー大王を保有し続けていた方がパフォーマンスはずっと良かったとは、以前書いたとおりです。TOBがあってもなお、です。
株は売り買いが簡単です。一部の閑散銘柄を除いて流動性があります。だからといって簡単に売り買いするな、と伝説の投資家、リンチやバフェットは説きます。相場に鈍感になれ、色々な情報にあくびをしろ、2~3年の内に減って困る額を投資するな、と。その意味を体感できました。今、短中期では逆風が強いですが、長期では確かにファンダメンタルズが揺らいでいる銘柄はないと考えます。相場自体急激に騰がりすぎ、調整待ったなしですし、しばらく二重に厳しいでしょうが、保有したまま放置です。