保有銘柄中で円安、原油高恩恵、逆風銘柄

stock-investment20220423 日本株投資

円安がものすごい加速しています。原油も何だかんだ100ドルを超えたまま。保有銘柄のエネオスは原油高に天然ガス高、銅価格高と恩恵が大きく、通期上方修正。自動車産業は円安恩恵銘柄と見なされ、トヨタ始め為替差益となります。保有銘柄の大半を占めるメインの自動車関連銘柄も、そこに入ります。しかし、円安は為替差益としても、原油高による物流費高騰、原材料高等は逆風。事実、前期も上期は爆益だったものの、資源高が進んだ下期は利益が落ちており、今期予想も高水準とはいえ、前期比減益予想と、それなりです。豆腐製品等小売りの篠崎屋には、かなりの逆風のようです。原材料高、円安はアメリカ産大豆も使う同社にはダブル逆風か。人件費高騰も重なり、利益率が落ちています。いつもは上期でダッシュをかけ、第3四半期で大きく通期予想を超え、第4四半期赤字で本決算という流れ。それが今期は上期の第1四半期で最終赤字を出しており、早くも通期赤字確定か。好悪材料がわかりやすいところで言うと、この3銘柄ですな。篠崎屋は値上げの気配もない。コロナ禍下で困窮する層に訴求する「生活応援」シリーズを扱う上で値上げはタブーでしょうか?しかし待ったなし、何なら遅すぎると思うのですが・・・ユニクロでさえこのままでは無理と公式に社長が言っているレベルです。株主であり同社商品のリピーターである私としてはさっさと値上げしてくれ、前々から安すぎると思ってる、と言いたい。応援は相応の範囲で。赤字では・・・

保有中では業績への影響というより株価への影響が大きいのがクラウド銘柄です。金利上昇=借金の多いスタートアップ、赤字の多いマザーズ銘柄等は利払いが重くなると見なされ売られる流れ。クラウド銘柄は東証プライム銘柄で借金銘柄でもないし自己資本比率も高く健全ですが、ハイグロースということでマザーズと連動しがち。広告費、設備費の投資フェーズで最終赤字予想でもあり、既に3分の1以下の株価は更に下げそうです。今のところ保有銘柄への影響はそんな感じでしょうか。

ちなみに既に売った大王製紙は円安、原油高が大逆風銘柄です。企業の予想よりも遙かに高水準で推移しています。株価も年安値を最近も更新するなど落ち込んでおり、売値を大きく割り込んでいます。もちろん段ボール原紙などを値上げしました。

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