3Q決算を昨日発表し、のんきな増益予想の四季報とは違い大幅減益となり、4Qは例年通り赤字予想で同時に発表した通期予想は既に達成となっている豆腐屋さん(小売り)篠崎屋の株価が6%下落しています。通常とても悪く映ります。中食系はコロナに強くスーパーやテイクアウトなどは売り上げを伸ばしている中、売り上げ、利益ともに減。前期からの高付加価値高利益率路線を修正せざるを得ず値引きも行った。無借金経営もついに終わった。当然他の銘柄に乗り換えもするでしょう。しかし、大きな長い目で見ると、上場以来あれだけちぐはぐだった無軌道経営、多角化失敗、急拡大路線で相次ぐ撤退、減損減損、黒字を一期出しても続かず方向性も一貫せずコロコロ変わり、近年も赤字と黒字を交互に、株価も低迷、といった中、ついに前期、現在の高利益率路線が成功の途につき、利益大幅増、黒字体質へ転換、初の借り入れをしたものの自己資本比率高く返済も順調、と、ようやく改善が目に見えています。コロナは致し方ないとはいえ、ダメージも抑えられ、廉価品も売りつつも黒字は維持。自分で試したところ商品力は高く、驚いたほど。高付加価値品はお値段高いのにリピートしました。7月は去年と同じで天候は悪く、4Q赤字予想も早々と出さざるを得ないのでしょう。4Qは例年赤字の会社です。しかし通期黒字は堅そうとなれば、改善は実を結んでいると見ることが出来ます。2年連続は久しぶり。拡大も慎重姿勢。加盟店数が少し減っているのは致し方ないところ。経営努力が見られます。業績回復に期待してホールドです。