「ピーター・リンチの株で勝つ」実践②

one-up-on-wall-street18 日本株投資

さて、どんな株を買えばいいのか、この本によると、アマチュアはプロよりいろいろな面で有利とのこと。プロは立場上ルールに縛られ制約が多く投資の自由度が低く(大規模なファンドは小型株を買えず高値になってから初めて買える、だったり、総資金の何%までしか一銘柄に投入できない、だったり)、うるさい上司や顧客への逐次報告、説明義務もあり当たり障りない銘柄(その株で損したなら仕方ないね!といわれるような堅いところ)しか触れなくなりがちになるとか、年中投資していなければならず休むわけにもいかない、とか。アマチュアは個人の責任の範囲でやれば多少結果が出るまで時間がかかって含み損を抱えようと有望なマイナー株を気兼ねなく買って持っておけるし、様子を見たければ資金を一時引き揚げて投資をやめることも出来る。資金の何%までしか一銘柄を買えないとか、時価総額いくら未満の小型株は買えないとか、そういう制約もない。10倍以上上がる株というのはまさに小型株に多い。数々の制約に縛られるプロが目をつけられない手がかりを日々の仕事、買い物など身近なところからキャッチし、投資につなげられるのがアマチュア。リンチ自身もなるべくアマチュアのように振る舞おうとしてきたことで大成功したと書いてあります。

このくだりも自分には大きかった。よく投資家じゃないインフルエンサーの人たちが自身のYouTubeチャンネルなどで「少ない元手で株なんか買ってもどうせプロには勝てないし、プラスを出せてもたいした利益にもならない」と言ってるのを見ます。彼らのような実績ある、稼ぎもある人が言うと真に受けてしまいがちです。しかし彼らは投資家ではない。プロには様々な制約があると言うことを知らずにしゃべっている。アマチュアには大きなアドバンテージがあると、そして億り人も多くは実は少ない元手で始めているということを知らない。私も知らなかった。このことも大きく後押ししてくれました。

プロでもアマのようにあえて取り組む、素人はプロの真似をしちゃいけない、プロに先んじてアマならではの視点で有望株を見つけられる。投資先はプロである機関投資家の保有比率が少なければ少ないほど良い。急成長業界のホットな銘柄はあらゆる機関投資家の手にまみれ買い上げられ、株価はすでに高くなっており下落か停滞しやすい。注目を集めない低成長、無成長産業にこそ優良だが低株価に放っておかれている銘柄がある。その手がかりを身近なところから見つけることが出来る。(銀行や投資ファンドなど機関投資家の保有比率は会社四季報や企業のホームページのIR情報や株主情報サイトなどからわかる。)

もう株式投資自体に迷いはなくなりました。しかし普段の生活で利用する店などは非上場が多い私。仕事は…バイクである地域を毎日毎日走り回っていましたが…街を見続けていましたが…はて何かあったか…?有望株の手がかり…?バイクに詳しいかというとそんなことはなく。(続く

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