それによると、自分の仕事や趣味、日々の買い物など自分の強い分野からテン・バガー(10倍株)、機関投資家のプロ達が気づく前の大化け株の候補を見つけるのが良い、それがアマチュアの強みだ、とのこと。と、言われても趣味は料理ですが、個人商店でほぼ買い物していてイオンすら行かない。仕事で年がら年中バイクに乗っていてバイク好きの人も多い職場でしたが、バイク業界に詳しくなったかというと?情報収集しようと思えば多少は強いと言えますかね?そして年の大半を都内のとある一地域を駆け回る日々でしたが、その地域の経済、何が今来ているか、等の手がかりを何か気づきましたかね?…とりあえず会社四季報をめくる日々。好きな食べ物…あれはどうかな…取り扱ってる会社で上場のとこなんか1社くらい?赤字で株価下り坂だな…あるいは農業系…あるけど赤字続きだな…そうこうしている間に2018年10月のあれはブラックマンデーと同じ日?世界同時株安。日経平均株価がバブル後最高値となってしばらくしてのこと。うわあ、10月は何かある、と、この本に書いてありますがほんとだった、投資出来ていないせいで難を逃れた、と思いました。ろくに調べず焦って買っていたらほぼどんな銘柄でも下がっていたわけですから。ただこういう時はいい会社の株も下がっているわけでこの本によると買い場だったわけですが、何を買っていいかわからない状態。
その後無理矢理自分の好きな食べ物で絞って、無借金、自己資本比率高い、機関投資家比率ほぼゼロ、注目を集めない無成長産業で競合がいないニッチ業種(このケースだと上場企業ではほぼ1社)、雇われ社長よりも株主利益を考える大株主経営者、時価総額低い小型株で、一つのヒット商品が業績、成長、株価に巨大なインパクトを与える、等の条件を満たすある銘柄を少々買ってみました。いずれもこの本で推奨する条件です。ただ、年20%~の成長率、売り上げ、利益の継続的な伸び、フリーキャッシュフローの伸び、等の肝心な成長株としての条件はその時点では満たしていず、化けると思えはしなかった。つまりはその程度しか見つけられなかった。買った時点では10月の下げが戻り基調になっているような感じで、この本に書いてある「落ちているナイフを素手でつかむ」(底値を狙いすぎて暴落局面で慌てて買ってまだまだ下がる)買い方はせずにすんだ。その時はそんな風に感じていました。(続く