「ピーター・リンチの株で勝つ」実践⑬

one-up-on-wall-street18 日本株投資

この本を熟読した後、かぶ1000さんのツイキャスで不動産関連銘柄に目をつけた私は、これはと思う3銘柄に分散投資し、2銘柄はまずまずの利益で確定して売り、1銘柄は2回目の四半期決算で下落幅が大きく含み損になり保有したままとなっていました。詳しくは過去記事にて↓。

LIFULLは特に有望視しており、同業種の中で大きなシェアを握って価格決定権も握り、最近値上げもし、買収子会社の寄与も始まり、大幅増益見通しの本決算が出ました。私はその数日前に買値より30数%高というところで売り抜けていました。最高で45%以上高かったので大分頭をくれてやった形です。PERは30倍を超えていて、まあ高い方と言えましょう。前回四半期決算後急騰し、更に続伸する形で高値水準が続いており、今回本決算では当然それなりにいい数字が出るでしょうことは堅かった。しかしすでに前回でインパクトは出尽くしており、今回更にサプライズが出るとは私には思えなかった。買われすぎているかな、順当な決算では一度大きく売られる可能性は高いな、と思い持っていられませんでした。結果は好決算出るも何とストップ安で翌日も下げ、持ち続けていたら一気に利益半分吹っ飛んでいたことになります。ここまでは予想出来なかった。過去の中期経営計画におさまる範囲内の来期予算だったため、いわゆる材料出尽くし売りです。PERは一気に19倍まで下がりました。それでもまだ19倍です。高成長株の水準です。リンチの本では「PERは当の会社として高いか低いか、楽観的予測でも15~20倍の銘柄が30倍も買われているなら売り時」と言われています。結果として売り抜けに成功したと言えましょうか。しかしこうも下げるとは…あんないい決算で…

東急不動産ホールディングスも四半期決算前に14%の利益で売ってしまいましたが、四半期決算で増収減益となり(進捗率は前年並み)、ここ最近は続落中です。ただ前回決算のあともしばらく下げ続けてから騰がり続け、年初来高値を更新し続けましたが。PERもPBRも割安水準。更に不動産の含み益が大きいので実質PBRはもっと低い。買ってもいいと思います。

ハウスドゥは四半期決算後急落し続け、27%の含み益が飛び、含み損まで行きましたが、さすがに売られすぎ、反発して含み益になっています。前回決算のあとも、ここまで売られませんでしたが含み損に転じ、そのあと材料が出続けて騰がり続けていました。変動幅の大きい銘柄です。惜しいですがこちらも利益確定で売りました。PERは標準レベル。フランチャイズの加盟店数も伸びていますし、得意の金融分野での地方金融機関との提携も増えていくでしょう。拡大に伴い事務部門での人員確保が急務。売りでもないんですが、もともとPF(ポートフォリオ。持ち銘柄の構成)の中で株数も一番少なく全体への関与も小さいので、他の銘柄で欲しいのが出てきたのもあり、売りました。ソフトバンクグループが売り込まれて4,000円を割ったところで割安感から買いたくなり、それともう一つ「新高値」銘柄を買いました。かなり上げ続けていて、好決算、上方修正とそろっても株価頭打ち、というところで買うという。値動きのローソク線も上値のピークといった動きで、これから10%くらいはすぐ下がるかも知れませんが、この銘柄にはこの先期待しています。

一連の銘柄入れ替えでCP(キャッシュポジション。投資資金のうちで現金資産の割合)が増えています。相場の急落などあれば有望株に投資しようと考えています。

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