2023年運用成績+3,245,197円(総利回り23.5%)

日本株投資年次成績

2023年運用成績+3,245,197円(総利回り23.5%)

・月次 ※配当込み、税引き後

1月 +576,700

2月  +171,250円

3月 -297,005円

4月 +361,951円

5月 +3,525円

6月  +663,822円

7月 +147,101円

8月 +291,392円

9月 +671,688円

10月 -711,200円

11月 +1,317,908円

12月 +48,065円

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・主な貢献銘柄 

(年初来上昇率順)・3289東急不HD(+43.54%)・2914JT(+36.98%)・主力の自動車関連銘柄(+33.73%)・3457And do HLD(+32.35%)・3504丸八HD(+28.49%)・5020エネオスHD(+25.09%)・7472鳥羽洋行(+22.26%)・9984ソフトバンクG(+11.5%)

8銘柄合計+3,231,700円 他、税引き後配当+263,697円

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・確定損失銘柄

・なし。年初来マイナス銘柄(年初来下落率順)・3064MonotaRO(-17.1%)・クラウド銘柄(-10.07%)・8515アイフル(-4.28%)・2926篠崎屋(-3.26%)

4銘柄合計-250,200円

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今年は東証のPBR1倍割れ銘柄に対する改善要請は大きなテーマでした。次々と株価対策を打ち出し、自社株買い、増配、優待新設、拡充などを打ちだしPBR1倍近く、或いは超えるくらいまで株価が上昇する銘柄も。また、インフレの中で米利上げが続き、低金利政策維持の日本との金利差で円安が急激に進行し、日本株の割安さは一気に高まり、バフェットによる商社株大量保有も相まって日本買いが加速。日経平均株価はバブル後最高値に。円安恩恵の企業にとっては「外れ値」とも言える空前の利益計上も。インフレで原油も高く推移し、石油企業にも恩恵。反対に原油高、円安は内需系企業(製紙など)には逆風で、業績下方修正も。半導体不足解消でトヨタの世界生産は過去最高。しかし自動車部品メーカーの業績はそこまで良くならず、原材料高等が重しで価格転嫁が行き渡らず営業利益率低下も。不動産市況は低金利で活況続くも、首都圏マンション販売は10月には急減速。日本もインフレ、賃金引き上げが浸透した場合の日銀マイナス金利政策解除も視野に入ってきて、織り込まれてきたか。円安、インフレの穏やかさはインバウンドにも好影響で飲食関係の株価も上昇。

こうした中、保有銘柄で上昇率1位は東急不HDでした。不動産活況に加え、大手デベロッパーの中でも業態が広いアフターコロナ恩恵銘柄でもあり、レジャー施設や旅行関連も好調。最高益へ。2位JTは今年のテーマである高配当に分類されます。業績も円安も恩恵で好調。3位がなんと主力の自動車関連銘柄。この銘柄は地方単独上場で、東証ではない。低PBR改善の姿勢も見せない。蚊帳の外のはずでしたが、年初から株価は好調。業績は大黒字ではあるもののさほどではない。自動車業界が熱いと思われる中、利益率は低下。進捗は微妙。配当利回りも低いまま。自社株買いもない。それでも資金が入る。よほど低PBRで見たときに買える先が減ってきたのか?そこへもってきて著名エコノミストのユルマズさんが動画で「この銘柄はタダ、究極のバリュー」と1分程度で紹介し、更に株価急伸。年初来で日経平均をも上回る上昇になるとは。4位And do HLDも不動産ですね。しかも最高益ペースで業績もいい。高配当だし、更に廃止したばかりの優待を復活させ、株価対策までしてきました。5位丸八HDも意外や意外。地方上場銘柄で、低PBR改善の意欲なし。しかし業績は相当いい。純資産の積み上げもハイペース。最近も大きな買いが入っており、異例の日経平均超えの上昇率。6位エネオスHDは原油高ですね。最近は会社想定よりも大分下がってきていますが。12月は不祥事があり、他の石油元売り各社より株価は悪いように思います。7位鳥羽洋行は高配当。業績は大黒字なれど不振。それでもこの上昇率。いかに低PBR(1倍割れです)が強い年だったか。8位ソフトバンクGは物凄い赤字を出し続けながらも。アーム上場など追い風材料も多く。

そして下落はグロース2銘柄とアイフル、篠崎屋でした。グロースは今年徹底的に悪く、テーマと対極の高PBR、低配当とあって、好業績持続でも徹底的に売られて下がりました。こういう銘柄を主に手がけるはっしゃんさん(3億り人)などは今年マイナスです。アイフルは広告などの投資がかさんで増収減益。過払い金関係の引当金繰入にもおびえる感じです。篠崎屋は値上げも遅れ大赤字継続、上場廃止間近です。まあしかし篠崎屋はともかく他に関しては今年だけで見るのは早計ですね。長い目で見ましょう。

そんな感じで、今年は投資人生でも断トツトップの成績でした。バリューに振り切っていれば、日経平均やTOPIXにももう少し追いつけたでしょう。しかし気にしません。コロナショック時の腰の据わらない売買で損をした経験から、滅多に動かない、売買しない、を貫き続け、2年間売買無しでした。なんのモメンタムにも乗れず、倍以上に上がっている商社、銀行、造船などの銘柄も持っていません。しかし、それが基本スタイル。見ていると億り人投資家の人たちはブレない。コロナショック後戻り相場のグロースバブルでグロースに全く手を出さないかぶ1000さん然り。今年のグロース大逆風下で成長株投資に徹するはっしゃんさん然り。それを見習いたい。

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