今月ここまで、日経平均株価指数は月次+0.3%。TOPIX指数は-1.7%です。保有銘柄全体では+1.2%(配当含む。配当抜きでは+0.96%。)と、健闘しています。しかし一部の銘柄が牽引している形で、12銘柄中で上昇しているのはクラウド銘柄(+22.01%)、ソフトバンクG(+9.37%)、MonotaRO(+7.81%)、鳥羽洋行(+2.49%)の4銘柄のみ。篠崎屋が変わらずで、あとの7銘柄つまり過半数が下落中。
クラウド銘柄は今月そもそも株価は好調でしたが、さらに木曜に今期業績予想の上方修正を発表し、一転最高益予想に。株価は翌金曜だけで17%も上昇し、その日1日では東証プライム1位の上昇率でした。ソフトバンクGは子会社アームもアームの上場するナスダック市場も株価は好調で、さらにアクティビストのエリオットがソフトバンクGの株を大量に買い、自社株買いを要求してきたとの報も相まって株価上昇に拍車。MonotaROはクラウド銘柄同様グロース銘柄全体の波?今月は株価に結構火がついて上昇しています。クラウド銘柄もMonotaROも業績好調、進捗順調は元々共通しているところ。鳥羽洋行は特に目立った材料はないようですが・・・超割安のPBR1倍割れの高配当銘柄ですし、業績の方も悪くはない。この4銘柄の上昇分は大きく、7銘柄の下落分を補って余るという状況です。
下落はやはり不動産が真っ先に来る。円安進行は日本と米欧の金利差によることろは大きい。食い止めるためには為替介入ではダメ、日本も利上げを、という流れが不動産業には逆風(ローン金利上昇)ということですね。それとアイフルも同じレベルで下落しています。アイフルは業績がちょっと・・・ですね。エネオスも今月は下落ですが年初来では42%以上上がっています。JTも主力の自動車関連銘柄も今月やや下落ですが、年初来では+。逆に今月急騰しているクラウド銘柄は実は年初来ではマイナスです。
こう主力も振るわず全体でも下落銘柄が多いと二度とこれ以上保有資産全体は上がらないんじゃないかと思えてしまうんですが、過去を振り返ると業績のいいしっかりした会社の株価はコロナショックなどで暴落しても戻すどころか倍、3倍と上げてきている。そういう様を実際に投資している状態で見てきて、経験を少しなりとも積めているところが投資始めたばかりの頃よりも成長したところかと。保有資産も実際にコロナショックの底値(投資元本を25%割れ。-約360万円。)から実に87%(+約900万円)増と、暴落当時は絶対に考えられなかった増加を見ています。短期の株価に一喜一憂せず長期視点で。いつも結論は同じです。