12月は前月に急伸した主力の自動車関連銘柄は-0.22%と日経平均(-0.1%)とTOPIX(-0.4%)の間くらいの下落となりました。まあ、業績的な好材料もなく急に上がった割に反落しなかったという感想です。薄板、出来高小を極めているゆえ、本当に数人の売買で大きく値動きさせられる、日によってはたった一人の頑張り、最少単元の100株の買いで2%近くも買い上げられる、そんな銘柄。年内最終営業日の今日もそれとおぼしき値動きで前日の下げを一気に戻し、日足ローソク線大陽線で引け。私はそれには参加しません。前に同じようなことをやったことがありますが、その日だけの安心です。結局今回のような著名エコノミストに動画で取上げられるようなことが起これば出来高は急増し、売買は盛んになり上下は激しくなり、一個人が100株の買いで釣り上げることなど出来なくなります。日々の値動きに一喜一憂せず持ち続けるだけにしときます。他、保有銘柄は鳥羽洋行が+5.92%で年初来高値に。こちらも特に材料はありませんが、中期経営計画達成で創立120周年を迎えたい、みたいな社長ステイトメント記事が出ていました。クラウド銘柄は通期予想上方修正で+4.71%。ソフトバンクGは1兆円相当のTモバイルUS株を取得、というニュースで+4.53%。2020年に傘下のスプリントがTモバイルUSと合併した際、一定の条件が充足された場合に無償で株式を取得する権利を得ていた、と。丸八HDは買い圧力大きく、大きな出来高で上昇し、+3.8%。MonotaRO+3.11%。バリューに加えグロースが強い。大きく下げたのは-4.3%の篠崎屋(上場廃止間際)、-4.11%のエネオス(不祥事で2年連続社長辞任)、-4.1%のJT(配当権利落ち)、-2.38%の東急不HD(日銀マイナス金利政策解除が向かい風)あたり。全体は月次+を辛うじてキープ、TOPIXに勝ちましたが、年次では負けています。しかし、主力の自動車関連銘柄が33.73%とTOPIXの25.1%を大きく上回る上昇をしており、なかなかいい年でした。