納豆の対コロナ成分含有報道などで仕手筋やデイトレーダーの個人などが入り、株価の方は急騰急落、売り禁、現引き停止措置中で依然もみあっている多様な豆腐製品小売りの｢三代目茂蔵｣を展開する篠崎屋の第一四半期決算が出ました。前年同期比で増収増益。営業利益は30％もアップ、営業利益率もアップといよいよ復調が顕在化してきました。出店も8、退店1と久々に展開。前年同期はその前の赤字から黒字へ転換したためかなりのインパクトがありましたが、その更に二桁増益は予想以上の改善です。コロナ第一波の外出自粛、緊急事態宣言ではさすがにやられましたが、その後は外食が厳しくなり中食が見直され、追い風になった面も？それに景気足踏みを見越した経営判断も奏功し、｢生活応援｣と題した廉価品を投入、と同時に前期から成功している高付加価値、高利益率の高価格帯の商品も好調で、営業利益率アップは驚き。時間限定の商品でお客を呼ぶなど集客にも努め、期待以上の業績でした。
株価の方は業績と無関係に乱高下していてまだ落ち着いていないので、しばらくどうなるかわかりませんが、長期で見て嬉しい限りです。しかし、今回の緊急事態宣言で軒並み飲食が時短等の影響も出ており、夕方の人出が減り、来客数減などの影響が出ているとの店員さん情報もあります。売れ残りの値引きをゲットしやすくなっているとか･･･？これは月次をよく見る必要はありそうです。とはいえ、それで落ちたからといって手放したりはしませんが･･･
利益剰余金も2,500万円ほど上乗せ。有利子負債は減っており、うちの近くに新しく取扱店も出来て私もすっかり常連。商品の良さは随分前から確かめ済み。経営も今のところ上手くいっている。コロナが落ち着いたら外食に人が戻って中食は落ち込むなんてこともないと思う。むしろ中食の圧倒的お得さ、品質の良さを覚えて定着する人は一定数出ると思われます。ちなみに私はずっと以前からそうで外食を一切しません。景気が回復すればここの良さが一番出ている、 そもそもこの会社を大幅黒字体質へ導いた 、高価格帯の豆腐派生商品群がまたいっそう売れると思いますし。近頃注目の大豆ミートもやはり味でここのものは他とは差があるとのこと。まだまだ発展しそうです。
