
※画像の株価全体の年初来上昇率33.24%に対して総資産上昇率が15.87%にとどまるのは、4月にそれまでの主力であった知多鋼業を全売却した際の譲渡益税が-8%相当ほどだったことに加え、売却に伴い株以外のキャッシュが一時60%を超えており、その後だんだんと買い増しで20%まで減ったもののその分は上昇はせず、株価自体も年初来では大幅+でも買い増し時は年初より上がっており高く買っているなどの理由で抑えられている。
個別株投資は基本長期で。これを是として、短期の値動きによる利ザヤを狙う取引は不得意ですし、しない方針。以前超短期のスキャルピングをやったこともあるんですが、仕事中に証券口座を開いて値動きを気にして、その日のうちに売買、とか、数日のうちに少額の利確、とか、もちろん大崩れしても支障ない程度の少ない資金を充てるんですが、やる意味ないな、と。仕事もおろそかになり、悔いが残るし少しばかり+で終われたものの失うものは大きかった気がします。短期の株価の動きに一喜一憂して、その値動きでもって保有銘柄を評価して、長期見通しまで曲げてしまう、そして株価好調な他の銘柄に乗り換え、高値掴みとなり、その後大損、とは、コロナショック時にやってしまった動きです。長期目線を持てていれば、あの時主力銘柄を売ることもなく、その後のパフォーマンスは相当上だった。
その観点で言えば、最近の保有銘柄の株価の不調は取るに足らない。あくまで長期見通しを持て、株価ではなく会社に投資せよ、との思いを新たにします。
実際、今一番成績のいいJTは株価3倍に到達しましたが、安く買った後はロシアによる侵攻時にロシア事業切り離しが言われて急落しようがその後増配もなく株価が伸びなかろうが、売りたくなったが売らなかった。
次に成績のいいソフトバンクGは一時4倍まで行きましたが(現在は2.7倍ほどまで下がっている)、安く買った後は上下を繰り返し大きく上がったかと思えば含み損まで行ったり、しかし、業績面では子会社アームの企業価値の高騰や他の事業投資の成績の反転上昇などが見込まれ、株価の水準も割安と、手放す理由はなかった。その後はアーム上場に、AI関連投資の好調など、業績が株価を押し上げています。
3番目に成績のいいエネオスも、現在2倍到達したばかりですが、安く買って原油高、銅価格高騰、円安などが後押しするうちは持ち続け、その後は空前の自社株買いなどで株主還元を大きく強化するなど株価対策もしつつ、再生可能エネルギー分野にも積極投資するなど、石油に依存しないポートフォリオも構築していってます。
東急不HDは自社エネルギーを全て再生可能エネルギーで賄うなど、実は再エネ事業が伸びていますし、不動産も好調。鳥羽洋行は割安高配当で、業績も大黒字体質。アイフルは業績回復株として利益を伸ばし一気の12倍増配。ヤマシタヘルスケアHDも割安銘柄で、創業者社長が持ち分を増やすなど、見通しに自信がある様子?丸八HDは超割安、安定配当。サイボウズは超絶好決算の高成長銘柄。MonotaROも同様の高成長銘柄。篠崎屋は業績回復、黒字化、東証スタンダード上場維持基準適合、復配は目前?And do HLDは利益の2つの柱のうち1つのハウスリースバックを縮小が気になるところですが、第一生命との資本提携は要注目で、不動産売買も好調で、強化中。
株価だけだと、今月はサイボウズと篠崎屋がすごい下落、何だこりゃ、どこまで下げるんだ、この好決算で、逃げ遅れるとえらいことに?となってしまいますが、むしろ買い増しチャンスと捉えるようでなければ?まあ性急に買い増しまではまだ考えませんが。両社とも本来安くはない水準ですし。ただ、短期の株価の動きは無視せねば、と。
つい忘れてしまいがちですね。他にも無保有で今短期的に下げ続けている銘柄は欲しくなるものもありますが、やはりよく調べてからですね。JTにしても随分下がった、という感覚だけで買っては、その後どこまでも下げ続けている時期も長かった。多くの投資家たちがJTは今安い、と買っては数か月で力尽きていた。そういう時期もあったんです。コロナ前ですね。株価ではなく業績を注視、です。


