愛読書のピーター・リンチ著「株で勝つ」には「短期の株価の動きを無視せよ」「利益に株価が収斂するには数ヶ月、年単位を必要とすることもある。材料なしでも株価変動は結構な幅であり得る。」とあります。最近は短期の動きが激しくなったとも言われます。コンピュータによるアルゴリズム取引の影響なのかはたまた手数料値下げやネット取引の普及などで個人投資家の腰が軽くなったのでしょうか。四半期決算はおろか月次の売り上げ発表の直後でもいちいち株価は大きく上下します。保有銘柄でもクラウド銘柄は前回の月次がたまたま費用計上の月でやや赤字に振れただけで大きく売られたりしています。もちろん下方修正などないし、通期では衝撃的増益幅なのも変わらないのですが・・・そのクラウド銘柄を含む4銘柄が昨日四半期決算発表でした。丸八HDは増収増益、上方修正。増配等はありませんが。クラウド銘柄は前年比6倍とか増益。通期予想を第2四半期時点でほぼ達成レベルですが、恐らく下期にまた費用計上を予定しているのでしょう。上方修正はなし。エネオスはまずまずという感じでしょうか。とてもいいとは思いませんが、コスモエネルギーホールディングスのように赤字の同業他社もあるわけで、原油価格も通期予想の前提にまでは上がっていませんが在庫影響除けば事業は増益。配当、自社株買いによる還元も積極的、高配当。アイフルは50%から減益ですが、通期予想は変えず。まだ過払い金関係の引当金繰入が第4四半期にありそうという見方は変わりませんが、事業自体は見通しは変わらないと。エネオス、アイフルは場中の発表だったため、即株価は反応しました。エネオスは大幅高で年初来高値に。アイフルは大幅安に。エネオスはまあ同日急伸した同業のINPEXに引っ張られたセクター全体の上昇に乗っただけとも言えますかね。いい決算ではないと思う。保有銘柄では他には好決算も好決算だった、デベロッパーの中でも際立つ東急不HDも年初来高値となり、全体を引っ張っています。この後、決算は業績株価好調のAnd do HLDを残すのみです。楽しみです笑