
※画像の株価全体の年初来上昇率33.63%に対して総資産上昇率が16.13%にとどまるのは、4月にそれまでの主力であった知多鋼業を全売却した際の譲渡益税が-8%相当ほどだったことに加え、売却に伴い株以外のキャッシュが一時60%を超えており、その後だんだんと買い増しで20%まで減ったもののその分は上昇はせず、株価自体も年初来では大幅+でも買い増し時は年初より上がっており高く買っているなどの理由で抑えられている。
会社四季報は通読はおろか、いつも実はあまり読みません。約3,000円もするんですが、10分の1も読まない。保有12銘柄と、同業種他社、旧保有銘柄、監視銘柄、その他気になった銘柄、など、思い思いに読んで、その後ランダムに気分で色んな会社を見て、そのうちほっぽらかす…という感じ。100社は読んでいるけど、200社は読んでいるか…?そんな感じでも、いちおう投資開始から7年で、同期間のTOPIXよりは少しだけ上回る資産の上昇を見ています。四季報はあえて読まないという人でも優れた成績の人もいますし、今は調べようと思えばネットがありますし、個人投資家にとって必須というわけでもない。しかし、多くの億り人たちが毎号買い、重視するお宝です。
今号はまだ40社くらい?読んだだけですが、全体的にやはり株価は切り上がってきているな、という印象です。ここ、こんなにPBR上がったんだ?と思うことが多い。1倍を割っていた会社が1倍を超えてきている。やはり東証の号令は無視できなかった。株主還元強化、増配、自社株買い、あるいは「PBRを上げる宣言」などで、割安銘柄が目に見えて減っている。
保有銘柄では東急不HDもぼちぼちPBR1倍くらいに。増配、優待拡充もしましたが、やはり業績が光る。エネオスのPBRも切り上がっている。ここは業績は上がっているとはとても言い難いが、還元強化、事業整理で収益事業に集中、PBRを上げていく、と宣言している。一方で、東証プライム以外のスタンダードや名証上場の企業はそこらへんが甘く、鳥羽洋行、丸八HD、ヤマシタヘルスケアHDなどは相変わらずPBR1倍割れの状態が続いている。特に丸八HDは0.5倍にも満たない。還元強化もない。業績もぱっとしないまま。事業の不振について何年も同じことばかり決算書に書いてある。鳥羽洋行も呑気な印象?ヤマシタヘルスケアHDは業績反転期待ですが、今のところは割安状態。
市場全体を見ると株価が切り上がってきていて、この状況下でPBRが割安で配当利回りも高いと一見際立って見えますが、逆に言うとこの期に及んでまだ上がっていない理由に着目しないといけない。見るべきは業績、中身。
四季報、今号では保有銘柄についてはどれも好意的(?)書きぶりでした。篠崎屋の上場維持基準適合にも言及。And do HLDは第1四半期決算が見た目極めて悪く、今後どうなる、という印象で株価低迷中ですが、四季報にはそう悪く書いてはいない。私もまだそこまで悪いと断じていない。保有銘柄はほとんどが好決算で、発表後の株価はいろいろ上にも下にも動いていますが、あらためてなかなか事業は順調に進んでいるな、と四季報を見ても思いました。含み損の銘柄が2銘柄ありますが、保有継続で。他ももちろん。買い増しは常に考えています。


