年初来で株価上昇も未だ割安な主力

日本株投資

万年割安、PBR1倍余裕割れ、保有現金性資産から全ての負債を引いた額が時価総額を上回る、所謂「資産バリュー株」である主力の自動車関連銘柄。先週金曜の終値991円で1株買うと、1,570円が手に入る計算。現預金だけで時価総額を上回る。

それだけなら何もこの銘柄に限らない、有名な丸八HDなどは割安度だけで言えばもっと、とも言えます。しかし、注目すべきはこの自動車関連銘柄、成長を続けているということです。

自動車業界は色々不正など問題も頻発ながらも活況です。部品不足等で清算滞っていた分も挽回せんと、完成車メーカーも生産を増やし、部品メーカーも例えばトヨタ系列の中央発條は経営計画を上方修正するなど、上向いている。工場オートメーション設備関連の商社の自動車関連向けも好調との発表も出ている。

主力の自動車関連銘柄もつい最近発表の第1四半期決算の内容は二桁増収。二桁増収は3四半期連続です。利益も3四半期連続増益中。利益率こそ物価高、人件費高、燃料費高などで圧迫されているものの、その中で増益です。設備投資も旺盛。従業員数も増えている。生産力はアップしている。投資もこなしつつ、純資産も増え続け、年初から株価が10%超上がっていてもPBRは0.4倍となお割安。PERは6.7倍とこちらも10%超の売り上げ成長からすれば割安。

割安度だけでも妙味がある銘柄で、この業績のブーストは注目すべきです。まあ、低配当性向、少ない出来高で低流動性(売買が容易でない=指し値で買い集めるのも困難ならまとまった株数の利確も困難(自分の売りで株価が下落してしまう))、等、難点が多いのも割安の原因。もう業績で見せるしかない。

とにかく、設備、人員増、売り上げ二桁成長で成長銘柄であることを改めて確認出来たので、株価が低迷しようと持ち続けます。今時点でも絶対に割安ですが、確かにチャートで見ると上がり続けているのでもう高値じゃないか、と思えてしまうのもわかりますが・・・

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