2024年2月成績

日本株投資

2月は日経平均、TOPIX、グロース指数と、各指数力強く伸び、上昇の月となりました。しかし、指数寄与度の高い一部のセクターの値がさ株が引き上げている面が大きく、蚊帳の外の大半の銘柄はさほど上がっていない、むしろ下げている、というのも事実のようで、保有銘柄はまさにそんな感じです。

言ってしまえば、ソフトバンクG一本足打法でした。子会社アームがAI、半導体ブームのど真ん中の銘柄であり、米市場で株価急伸、親会社ソフトバンクGの倍の規模に?一気にのし上がって、ソフトバンクGの株価も一気に+36%。一応ソフトバンクGは主力の自動車関連銘柄と比べると相当比率が落ちるとは言え、投資割合は2位の準主力銘柄。全体のパフォーマンスを3%~上へ引き上げる威力があります。で、全体の月次パフォーマンスが+1.51%ということは・・・他が大きくマイナスと言うことですね。

全部がマイナスではなく、12%弱上がったアイフル、8%弱上昇のエネオス、4.56%上昇の鳥羽洋行と、3.4%上昇の丸八HD、2.28%上昇のMonotaRO、以上6銘柄は上昇。12銘柄中半数ですね。

下落はJT(-0.08%)、And do HLD(-1%弱)、東急不HD(-1.1%)、篠崎屋(-2.17%)、主力の自動車関連銘柄(-3%)、クラウド銘柄(-17%超)の6銘柄。半数ですが、大半。主力の自動車関連銘柄だけで全体の45%なので、これが3%下げるとほぼ全体を1.5%下げるのと同じこと。これらの下げでほぼソフトバンクGの上昇分打ち消しです。

2月は決算月であり、その影響が勿論大きいですが、東急不HDとAnd do HLDは決算が良かったにも拘わらず相場と逆行しているのは、やはり日銀マイナス金利修正を織り込んでいるとしか。米国は利上げで不動産市場がボロボロになりましたから・・・ただ利上げといっても日本は、確かに歴史的なことなれど、ほんのちょっぴりのはずで、実質引き締めと言えるレベルでは・・・?JTは増配がなかった。篠崎屋は念願の黒字浮上もサプライズに乏しく。自動車関連銘柄は先月既に決算通過済みで、この下落は個人の大規模な売りによるもの。低流動性の薄板銘柄のため、これがある。逆もある。普段は個人が結構頑張って引けにかけて買い上げている場面がよくある。クラウド銘柄は今期減益予想と月次の伸び鈍化が嫌気され、急落。

ソフトバンクGがなかったら余裕の下落でしたね。しっかり30万円弱も+を出して年初来では既に120万円を超えているにも拘わらずモヤモヤしていますが、それがよくないことは5年を超える投資経験でわかってきました。造船、半導体で爆益の人たちは年初来+30%超えもざら。しかも上手とは言えないにわかのイナゴ勢も含まれており、これはコロナショック後戻り相場のグロースバブルでも見られた現象で、それに堪えられずに買ったグロースが今でも何十万も含み損という素晴らしい教訓になっています。実際に損することより「得し損ねた」感情の方が痛い、これは心理学だそうです。そういう本能は自然界で生存するのに何万年も役立ってきた。しかし株式相場においてはそれの裏をいかないといけない。総悲観は買い、暴落は買い。人の儲け話は気にしない。未だに自分の投資先をコロナショックの時に全く変えずに放置していた場合と今の場合を比べていますが、圧倒的に今の方が負けています。投資スタンスを曲げずにブレずに今年もいきます。

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