初めて買った銘柄であり、今やここのお店の豆腐製品のすっかりファンでリピーターです。最早「豆腐小売り銘柄」という表現ではおさまらない多様な食品を扱う「三代目茂蔵」を展開する篠崎屋。店を知ったのはここ数年ですが、有価証券報告書を見るに、上場以来かなり経営は迷走しており、買収→売却、減資、減損、社員数減とリストラの歴史。しかし近年になり、高付加価値の独自商品が当たり利益率大幅アップ、黒字体質へ一気に転換と、業績回復傾向、そこへ来てコロナで当初は他の実店舗の会社同様に打撃を受けたものの、速い経営判断で廉価な「生活応援」商品を投入し、客数増に努め、しかも粗利益率も改善、外食産業がやられる中、テイクアウト、中食が見直され三代目茂蔵にも追い風となった面もあり、売り上げはコロナの初段階を除いて前年比+へ。さらに直営店も1増、加盟店は前期59から92へと増と再び拡大へ。人出が縮小で駅前などの人通りが減るとみるや、郊外店への出店を検討するなどのニュースもあり。早い時間帯に「朝市」を開催し、お試し価格で顧客開拓等、今期も好調を維持。いいですね。
今回の緊急事態宣言ではアリオが休業とか？亀有のアリオ内の店舗は大打撃ですね。137分の1店舗とはいえ、痛い。だからといって株を売る材料にはなりませんが。
