続・気絶投資法

stock-investment-diary20201208 日本株投資

著名バリュー投資家のかぶ1000さんがこう呟いてました。「今年PFをいじらなければ今のPFより成績が良かった」

私も計算してみました。LIFULLを損切りせず、SBGを利確せず、ソニーと大王製紙を減らさず、その代わりTOBの恩恵にあずかれたNTTドコモも買わず現在含み益率トップのEC銘柄も買わなかったと仮定すると、現在の株価で・・・何と今のPFはこの時のままだった場合と比べると3%も負けていることが判明しました。LIFULLの損切りと、NTTドコモへの乗り換えは当りでした。EC銘柄も単体では大当たり、しかしもう一つのグロース、クラウド銘柄は含み損で、EC銘柄と合算すると含み益はそう多くない。そして現在PFを引っ張るソニーと大王製紙を減らしてしまったことで逸失利益が大きかった。しかし当時としてはソニーは来季予想も出せず、ざっくりこれくらいの悪影響がある、というIRでしたし、大王もBtoB段ボール需要、オフィス紙需要、広告チラシ需要に大打撃は自明、のちの上方修正など予想できなかった。SBGも投資先の株価が下落してファンド事業も暗雲など、のちの年高値を予想するのは難しかった。もっともっと長期を見据えた投資なら安易に手放さなかったのでしょうが・・・

かのピーター・リンチが手がけたマゼランファンドで一番儲けた人は口座の存在を忘れて放置したか死亡していた人だったという記事を前に書きました。コロナショックの渦中で元ファンドマネージャーのなつさんも、こういう時に強い銘柄に乗り換えるなんてことをしていては資産は増えない、とツイートされていました。モメンタムに乗らず長期保有している人が一番儲かっている、と。思い知らされました。これでまた握力が強まろうというものです。

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