保有銘柄が四半期決算を前に買われる

stock-investment-diary20200722 日本株投資

株価100円割れのいわゆる低位株という某小売り銘柄(そのため時々材料無しで暴騰する)。前期から高付加価値の高利益率商品にシフトし、客単価増、売上高減、利益大幅増、黒字転換を成し遂げ、業績回復株の様相を帯びてきていました。実際商品を試しましたが高単価にも拘わらずリピートしました。食品です。そこへ今年のコロナです。外食は壊滅し、テイクアウト、中食用の買い出しなどは大幅増、この銘柄もさすがに自粛期間はそれなりに売り上げが減りましたが、減額幅は大きくはなく、コロナには強い方の部類に入っているようです。そして先月月次は売上高が前年同期比既存店が100%と、一見強さを見せ、決算に期待が持てるように映ります。が、その実、コロナによる景気後退で高単価高付加価値高利益率の路線から再び値頃商品にも力を入れざるを得ず、値引きも行い、前期と明らかに中身が違うように見えます。この会社は例年こういう薄利のいわゆる客寄せ商品に力を入れていた年は赤字、店舗撤退、減損というのが目立っていました。何せ損益分岐点が高い。基本的に利益率の低い業界。相当売らないと追いつかない。ですから前期の高利益率路線は当たりで、そこに期待して投資していましたので、次の四半期決算では四半期単体なら赤字まで想定します。そうなるようなら保有は考えます。売り上げは4、5月は前年同期比減で、6月が100%。コロナ下で健闘しているようですが、中身が問題。家の近くに店舗がないのでコロナ後は視察が出来ていないのでなんとも言えませんが・・・

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