
※↓2025年度保有銘柄騰落率 資産計+16.85%

2025年は好相場で、自分も3月末に大きな利確があって大きな税金がかかって、しかも4月頭に暴落もあり、資産一時マイナス400万円以上と、そんな状態でも結局年初来+二桁%、+500万円弱で終われました。しかもフルポジションではなく、ずっと20%を超える現金を保有した状態で、です。現金はインフレで価値は目減りするものの額面上は上昇も下落もしない。上昇相場では資産の足かせになります。半面、急落相場では価値を増し、良い株を安値で買い増せます。配当金も低利回りながら、上乗せ。来年は月額税引き後手取りで4万円ほどとなります。バカにならない。
まずまずだったな、と思っていたら、年末、次々とX上で今年のパフォーマンス報告が。それが軒並み私の倍以上のパフォーマンスで、+40%弱くらいなら何なら低い方で、70%、80%、中には倍なんてものも。いずれもやはり凄腕というか、日ごろから勉強されて悩まれて、相場に向き合い、「株以外に趣味らしい趣味がない」と仰る方もいらっしゃるほど、それなりの背景を持った方ばかり。有名なプロのファンドマネージャーとか。しかし中には私程度のエンジョイ勢から見ても「真剣みに欠けるな、浮ついたイナゴだな、一貫性がないな、人の主力銘柄をねたんで下落しろ、とかXで言うなど雑魚だな」と思うような人でも+40%超とか、ハイパフォーマンスをあげていたり。
あれ、俺、これでいいのかな?と思ってしまいます。今年みたいな相場だと、努力がかみ合えばこんなにやれるのか、と。確かに去年は、私は集中投資先が爆跳ねして+61.98%と外れ値のような成績を残せましたが、一発屋の範疇。投資開始来7年をならすと同期間のTOPIXを少々上回る程度の上昇率という平凡なもの。日経平均にはやや劣ります。まあ、日経平均インデックス一括投資なら同じくらいのパフォーマンスを何もせずにあげられる。
パフォーマンスが全てではない。個別株投資のいい所は、個別企業や業界の動態、マクロ経済、為替、金利、資源価格、街角景気などを投資決定に至る過程で学ぶようになり、ニュースの本質がわずかなりともわかるようになり、見出しやインフルエンサーのあおりに振り回されなくなること。様々なリスクに対し、ヘッジの方法がわかるようになる、また、実際に動けるようになること。いい例がエネオスです。原油価格急騰→ガソスタで二度見するくらい、たっか!→エネオスを買い、という安直な投資で、ガソリン代どころか新車が買える利益に。ぐっと生きやすくなります。総資産でみて仮に日経平均に遠く及ばない資産上昇率でも、やってみる価値はある。
とはいえ、今年のように、あまりにも周りに離されると、「この相場の時にこの程度しか上がらなくて、下落の時にどうするんだ、今年の利益なんか飛んでしまうぞ、自分以外の強者たちは貯金をたんまり作って余裕の防壁を築いたというのに。」という悩みも出てきます。が、そういう考えは健全とは言えない、とは、私の最も参考にしている教書「株で勝つ」の著者、バフェットと並び称される投資の神様、ピーター・リンチの言葉。そういう姿勢は自分のよく調べたはずの保有株を売って、よくわからない上がりそうな株を買う、という行動を招くもとにもなる、損失を広げるもと、と。他人が儲かったとて、あなたの資産は1円も減っていない、と。また、バフェットの盟友マンガーも他人の成績には目を閉じろ、耳をふさげ、と説いています。日経平均や市場平均指数とも比べるな、とも。マンガーは身近に投資行動を間違えた実例もいて、それが世界的に有名な投資家で、ITバブルに中途半端にのろうとして大損した、として紹介されていました。私自身も、全くそれと同じことをコロナショック後の戻り相場、グロースバブルの時にやってしまっていて、当時の主力のソニーと大王製紙を全部ではないが売り、グロース銘柄を高値掴みして、その年だけでなく翌年も年初来少しマイナスで終えてしまう原因を作りました。当時の正解は、何もしないこと。ソニーと大王製紙の上昇で十分でした。
この教訓、体験から現在のファーストチョイスは「何もしない」こと、と決めており、実際、そうしてから投資成績は飛躍的に向上。去年3月にTOBで跳ねあがった株価、買値からは2.67倍で利確した当時の主力、知多鋼業も資産の45%ほどを集中投資していて、それまでの過程で何度も売りたくなりました。コロナショックで急落して以降全然上がらなかった時、あるいは後に一時的なバリュー株ブームがあり大きく上がった時、著名投資家が推奨した直後に上がった時など…「今売らねばまた低迷してしまう」と。しかし売らなかった。持ち続けた。これがなければ今も私の投資開始来の成績はTOPIXなどには及びもつかない低迷をしていたでしょう。
数年間、「放置」を心掛け、マンガーの「何もしないことは怠惰ではない。相場に見逃し三振はない。何千球見逃しても、いい球を待って振りに行けばいい。むしろいい球以外を振らないことが大事。」という言葉にも後押しされ、私生活は仕事や食事などを優先し、相場に振り回されず、平穏で、安眠な、充実とともに、資産は増加。
そりゃあ、FIREしたくないと言えばうそになるし、1億、2億、3億り人にだってなりたい。そこまで若くもないし、本業の稼ぎも今は悪い。投資成績を向上させられるなら、させたい。今は、ゆったりしすぎ?少しずつでも、もう少し、努力すべき?それは私生活、健康に支障ないくらいにやってもいいでしょうし、充実もするでしょう。結果に結びつかなくても。やりたいならやればいい。
ただ、今うらやましいと思っているX上の他人の成績は、いずれも相応な努力に裏打ちされている。また、自分が「雑魚」と思っている人も、上昇相場では有名投資家の後追いで同じ銘柄に資金を多く注ぐイナゴ的な投資で、下手にまじめに調べている人よりトレンドにのれている。これも、まねできない。こういう人は下落相場では大きくやられる。それも、実際に見てきました。
要は、人をうらやむなら表面じゃなくて同じようなことをやれるのか、考えろ、ということです。自分は「何もしない」を選択している。四季報も毎号200社も読まない。四半期決算などの開示もほとんど保有銘柄か、周辺企業、あるいは少ない監視銘柄のものくらいしか見ない。毎年指数を上回る成績を、あるいは最低+20%、という目標も課さない。私生活、仕事最優先。それで今年もTOPIXを下回る成績で、巡航速度。この感じだと、億り人は遠い。
打破したいなら、それなりに何かしなければならない。コロナ禍下にしてしまったような、にわかの今すぐ成績を上げたいという行動ではなく、だんだん積み上げて実力を底上げする努力を。例を挙げると、今年60%ほど+のある個人投資家さんなど、四六時中株のことを考え、学び、総会や展示に足を運び、勉強会に行き、IRに問い合わせ、悩んで悩んで、まあ、ちょっと病んでいる。株にささげている。ああは、なれない。幸せそうじゃない。1億稼いでも。本人は充実していたとしても、私には無理。
ストイックな日々は嫌いじゃない。部活命だったり、受験勉強だったり、結構好きでした。いまは、それが本業に向いている。そして、私生活も楽しんでいる。バリュー投資家さんに多い、行き過ぎた節約など無縁。これは大病して倒れ、数年を棒に振り、今も持病で、好きなことを先にやらねば、と決めたという行動原理に基づいている。長期目線で投資と言いながら、実は目の前のことを楽しむ、今を優先という人生観でもある。
最優先事項を最重要視し、投資運用はその後。成績は上げたいが、そのために人生をどれくらい割くか。上を見ればきりがない。今の資産規模と上昇ペースでどれくらい安心材料になるのか正直わからない。ないよりは当然よかろう。商売の2つ3つは借金なしで立ち上げられるし、地方の古屋ならキャッシュで買えよう。本業がAIにとってかわられて職を失おうと、立て直す期間の生活費としてもまあ十分だろう。とはいえ、一生安泰には程遠い。上げられるなら上げたい。でも、資産運用に依存しすぎないことも大切。理想は本業で稼ぎまくって投資は趣味。いや、理想ではない、具体的な目標です。今年も頑張っていきます。その上で資産運用がバリアとなるような。投資の勉強も増やすなら本業に影響ない程度に。

