今年も最終月となりました。今のところ日経平均は月次+2.3%、TOPIXは+1.7%と、結構な上昇。新興小型のグロース指数は-1.5%と下落に。保有資産は全体+0.41%(配当含めないと+0.35%)と、ごく小幅な上昇にとどまっています。吹けば飛ぶ。地味にこれでも先週は月曜から4連騰、年初来(生涯)高値を更新し続けていましたが、金曜に反落しました。
買値ベースで全体の45%を占める主力の知多鋼業がTOBに遭ったことで急騰し、現在値ベースで全体の62%に達しており、価格はその付近でTOB実施日まであまり動かないため資産全体の動きも相当狭まります。来年2月頃までそれが続きますので、特に上昇相場ではこれ以上上がらずに置いていかれます。今月、来年1月は主にそういう理由で保有資産と指数の連動性が弱くなります。なので、それを除いて観てみますと・・・全体で+0.58%です。あまり変わりませんね。なので、弱さを主力の値動きのなさのせいには出来ない。
TOPIXより上がっているのは13銘柄中3銘柄に過ぎず、6銘柄も下落しています。下落6銘柄のうち4つは小型。今の指数上昇はやはり大型株主導でしょうか。個人の個別株投資家としては、こういう傾向に惑わされず、長期的視点で各企業の業績を注視することに尽きるんですが。知多鋼業という万年割安の上昇相場に取り残され続ける銘柄を6年近くも主力にしてきて、その大切さをまさに実感したところです。先月のTOB発表からの数日間で、それまでの約6年間のビハインドを逆転した。まあ、当たりが大きいだけに来年2月に全株売却の暁には譲渡益税が2割、200万円以上発生し、それだけで資産全体で-7~8%に相当するので、来年のパフォーマンスは+で終わることも難しい、となるわけですが・・・長期でまた頑張りましょう。