人と比べない 指数と比べない

stock-investment20221001 日本株投資

アノマリーによると下げが多いと言われる9月でしたが、急落の月となりました。米金融引き締めはとどまるところを知らず、来年度にまたがる長期見通しもタカ的。株価、原油はおろか、天然ガス、銅、他、コモディティ、仮想通貨、有事の金と言われる安全資産の金さえも下落。投資資金はどこへ?…とはいえ、インデックスではなく個別株に投資していた場合は一律に急落したわけでもなく。かぶ1000さん、なごちょうさんなどのバリュー投資家の方々は下落していたとしても幅は小さく。かぶ1000さんは3%台の下落率。TOPIXは6.5%安ですので、かなりアウトパフォームしています。しかも、かぶ1000さんは年初来では20%から+の中での下落ですので、調整と言っていい。私も3%台の下落率で、強かった方と言えますが、私の場合はそれで年初来マイナスへ転じてしまいましたので、比べものにならない。ならないし、比べてもいけない。ピーター・リンチの名著「株で勝つ」に、取り逃した急上昇銘柄をピックアップしては悔やんでいる人、というのが悪い例として取上げられていましたが、心理学的には「損をした」ことよりも「得をし損ねた」ことの方が痛いんだそうです。ウオール街の元ヘッジファンドマネージャーの高橋ダンさんも最近、自身のYouTubeチャンネルで同様の解説をしていました。ウオール街では各投資会社に心理カウンセラーが雇われており、その辺のカウンセリングが行なわれていると。そういう「儲け損なった」心理が、気が進まない、よく知らないが儲かりそうな株を買う行動に向かわせ、損を更に広げてしまう、と。バフェットの盟友のマンガ-さんの言葉だったと思うのですが、「指数と比べるな、自分のゴールに集中しろ」的な、名言もあった気がします。投資の小難しい専門用語や投資している業界の知識などで、分からないことが多くても、こういう心掛け的なことはわかりやすい。そして重要。自分は自分、他人は他人で、これからも忍耐強く市場に居続けます。

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