保有割合3位 2926篠崎屋第2四半期決算

stock-investment20220503 日本株投資

篠崎屋第2四半期決算。最終赤字1,000万円(前年同期は黒字3,400万円。)。ただ、減損損失、店舗閉鎖損失によるもので、営業黒字は確保。ここ何年間で見ても上期2期連続最終赤字は初。第4四半期に大きく赤字を出す傾向で、このままでは第3四半期に大黒字を出さないと通期赤字は確実。まあ無理でしょう。つまり今期は赤字確定。 第2四半期単体だと営業利益はゼロです。多くの食品関係小売りに共通している「コロナ巣ごもり需要の減少」が見られる。外食が軒並みやられ、中食需要が高まった前年同期と比べると顧客数、単価とも減少。お買い得感で訴求する「生活応援企画商品」の販売や、朝市値引き販売の実施に加え最低賃金引き上げの影響で利益減、とあるが、原材料高騰、燃料高騰による物流費高騰、円安による原材料等のさらなる高騰などの要因が書いていない。ないはずがない。メインの小売りセグメント(直営店)の営業利益率は前年同期が7.63%に対し、今期は4.86%まで減。その他事業(加盟店卸など)は13%から10.79%まで減。

小売り事業の直営店が儲かっていない。売上高の88.7%がこのセグメント。しかし利益は売上高11.3%に過ぎないその他事業の卸が22%を占めている。減益率も小売りが前年比-42.1%に対し、その他が-8.2%と保っている。事業として卸が強いのは明白。しかし、社長の方針でスーパー等への卸はしない。加盟店にならないと。加盟店数が前期125に対し200とグレイトインクリーズしている。ここは力を入れるべき。そしてやはり、値上げは急務でしょう・・・食品は10~20%値上げは当たり前。短期間で2回値上げもある。こういう状況になる前でもここの商品は安すぎる値段だった。幸い自己資本比率が75%以上と十分に高く、実質無借金。現預金も6億円と潤沢。今期最終赤字でも立て直せる。

タイトルとURLをコピーしました