保有銘柄5020エネオスについてもう少し

3月25日金曜の大引け後に通期上方修正(増配はなし)を発表したエネオス。昨年10月下旬に、ガソリンが高い、ガソリンスタンド減るどころか新しく出来てるのを見た、等の本当に単純な理由で石油元売り企業5社を本当にざっと見渡して、テクニカル分析では短期的に割高に買われているように見えた(石油関連は全てかなり割安な中でも比較的、という話)INPEXと出光興産は外し、富士石油もとりあえず外し、テクニカルでは当時かなり割安水準のコスモエネルギーHDとエネオス(両方ガソリンスタンドもやっている。ガソリンスタンドではエネオスが最大手。)で迷って、じゃあエネオスか、と選びました。結構ざっくりです。もちろん業績がいいのは確認済みです。で、今までの株価の動きは、エネオスが断トツ最下位です。INPEXは50％以上値上がり。富士石油とコスモエネルギーHDはエネオスに先んじて上方修正し、株価急騰。その後の下落局面で大きく下げたり、コスモは大株主が売りを発表し暴落もありましたが、それでもエネオスに勝る株価の上昇率です。出光もエネオスと比べれば高水準で推移。エネオスはと言うと、上方修正せず、それどころか和歌山製油所の停止に伴う費用が見込まれることなどから第4四半期赤字もある、とのことでしたが、ようやく上方修正を発表しました。まさか第4四半期赤字があるとは誰も思っていなかったと思いますが･･･原油価格の見通しも上方修正しましたが、3月も残り少なく、見通しよりも上で着地しそうです。そしてLNG価格、銅価格の上昇も恩恵大。銅価格の上昇や堅調なデータ通信需要を背景とする薄膜材料等の増益に伴い、金属事業の上方修正幅は大きく、元々エネルギー事業を上回る営業利益はまた跳ね上がります。資源高で急激に進むインフレ、円安で更に貨幣価値は落ち、生活には打撃。しかし恩恵を受けるこういった銘柄を持つことによって追い風を受けることも出来ます。あとは商社株とか。日本円を現金だけで持つことの危うさ。投資する必要性。実感です。まあエネオスの株価が大きく騰がる、とは言っていませんが･･･