株主優待は日本特有の制度だそうで、税制上もちょっとグレーで(配当に課税する自体おかしいと言われていますが)、批判する投資家も多いそうですね。自社商品ならサービスプロモーションも兼ね、コストも抑えられますが、クオカードやプレミアム優待倶楽部などは相当コスパが悪く、配当或いは自社株買い、もっといえば成長のための投資に回せというのは賢明な投資家の当然の主張です。私自身も声高に反対、とまでいいませんが反対寄りです。保有銘柄の東急不HDも配当、優待が手厚い銘柄ですが、こちらは自社サービスの割引が主眼で利用する人にとっては相当なもの。しかし保有年数に応じて内容がアップするプレミアム優待クラブもやっており、実に無駄に感じます。ただ日本人はとても優待好きで、優待銘柄は負けにくい、とも。みきまるさんなどは優待株投資で財を成した方。そういう優待株特有の特徴を生かした投資法をするならともかく、優待が目当てで銘柄を選ぶというのは私はしません。今四半期決算を受けて大王製紙株を利確しましたが、100株残しで優待の権利を残し、恩株として持ち続けることも出来ましたが、それはせず全売りしました。優待でもらいたいか、キャピタルゲインでもらいたいか。普通に割のいいのはどう考えても投資運用益です。配当にしても、配当自体をもらいたいから高配当株を選ぶのではない。割安の目安として見る。あくまでも成長銘柄に投資したい。そういうスタンスです。