「ピーター・リンチの株で勝つ」実践⑮

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「大儲けを狙った投資が報われることはほとんどない。」 「大きく儲けることは驚きだがTOBには更にびっくりさせられる。」 「TOB期待で買われた銘柄が実際にTOBに遭うことはほとんどない。」「業績好調なある会社をTOB期待で買ったことがあったが諦めて売ったあと何が起きたか、どんどん業績を伸ばしていき株価も上がっていった。ここで言えることはTOBの如何に関わらずファンダメンタルズのいい会社の株を売るべきではないということ。」(ピーター・リンチの「株で勝つ」より(原文ではない))

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保有銘柄で比率2位だった準主力のNTTドコモ、買いタイミング(今年6月末)も良く順調に上昇トレンドに乗っていましたが、菅首相となり通信料大幅値下げ圧力から一気に下落、含み損へ。中期で+30%以上は堅いと思っていましたが、こうなってはTOBにでもなるしか・・・それだけはないか、この時価総額で、と思っていました。まさかでした。買った理由は通信事業以外のセグメント、dTV、d払い等のスマートライフ領域等が伸長しており通信としても業界シェアも大きく通信の安定性は地方にも強く、5G事業者としても同業3社で中心的役割、株価の動きもコロナで一時爆騰して下落に転じ、それが大分落ち着いて底打ちが見られること、等でした。その後の決算も減配もなく通過して思惑通り、そこへ降ってわいたショック安。焦りましたが、常々リンチや井村さんが仰る「株価ではなく会社に投資する」を思い出し、長期高配当優待投資家のかんちさんも「通信株は戻る」と仰っていたのも力になり、保有継続しました。色々ありましたが3ヶ月で30%以上の利確。

ここ最近のチェンジなどのテーマ銘柄のモメンタムは投資歴の長い井村さんでさえも記憶にないほどらしく、まさしく大儲けを狙う個人が殺到して直近の急落でIRに苦情が押し寄せる始末だとか。前から持っていた人は短期で10倍になったとか、嫌でも聞こえてきますが無視しました。やはりリンチの教え通り大儲けを狙わず、業績を見て投資をしていきたいです。

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