
2月ここまで、日経平均、TOPIXはともに-1%。グロース指数は+4.1%と、新興小型株に資金が流入しています。保有資産全体では+1.64%と、グロース指数には及ばないものの、まずまず+に。うちのポートフォリオにも小型株は多いですが、大型株も概ね上がっています。
決算シーズンですから、各社で相場とかけ離れた株価の動きも多い。保有銘柄では超絶決算とも言える増益、増配幅のサイボウズが15.3%も急伸。ヤマシタヘルスケアHDは決算は普通ですが前月に大幅下落した反動もあり9.54%上昇。好決算、好成長持続で優待廃止に大幅増配のMonotaROは+5.84%。好決算アイフルは+4.42%。丸八HDは決算はそうでもないですが恐らく小型株上昇の恩恵で+3.42%。なかなか超絶決算の篠崎屋は+2.56%。トランプ政策による原油安が逆風の石油業界にあって、子会社JX金属が3月に大規模IPOの運びとなり業績も堅調なエネオスは+2.53%。AI投資を活発化させ、子会社アームの業績もいいソフトバンクGは+2.4%。TOB正式開始で、高値固定の知多鋼業は+0.45%で一定。決算は減益でも第一生命との資本提携に、それに伴う自社株買いが材料のAnd do HLDも+0.41%。
下落は13銘柄保有中で3銘柄のみで、東急不HD-0.1%。鳥羽洋行-0.56%。JTが-3.52%。この中で、まともに下落と言えるのはJTのみ。配当が多くの投資家にとって主眼のJTで、本決算では今期増配なし、そして見た目上減益予想。これは米タバコ企業買収で今期から償却費がかかるため、見た目上は利益を圧迫して税金を圧縮出来る、いわゆる「隠れた資産」で、これをわかっていれば優良企業を見分ける一つの指標になる。ピーター・リンチの「株で勝つ」にも書いてあります。しかし、決算発表直後に株価はわかりやすく下落に。多分賢明な投資家達は買いを狙ってますね。償却費がなければ増益予想です。当然、来期の増配も視野。
このように、保有銘柄は好決算も相まって株価は好調というところです。しかし、もうすぐ保有資産全体に対する割合60%超えの大主力の知多鋼業をTOBに応募して全売却するため、売却益も1,134万円と莫大でありがたいですが、譲渡益税20%ですから227万円。保有資産全体に対して約8%ものマイナスです。これは確定しています。まあ、これが今年になったおかげで、去年は保有資産全体で年間+60%以上の成績だったわけで、しかたない。新たに1,600万円弱のキャッシュが入りますので、再投資を進めていきたい。これは投資開始当初の元本全額を上回る額ですので、焦らずじっくりと買い進めていきたい。