実に3年もの間、新規買いも売りもせずに来ましたが、配当金が3年分貯まってポートフォリオ12銘柄と並べても9位の規模になってきました。保有中のアイフルが安いと見て300株新規買い増し。そして、13個目の新規銘柄として、ヤマシタヘルスケアHDを300株買付け。ざっと紹介しますと・・・
2017年12月に東証スタンダードに上場したばかりの医療商社。九州圏中心。増収だが2期連続減益。今期配当予想は減配。第1四半期は販管費(人件費、旅費交通費、設備管理費など)増で前年同期比減益で、純利益は前期の特別利益がないためさらに減益幅が大きい。通期予想の修正はなし。減益だった前年同期比でも減益ということと、直近では株価が10月1日に年初来(上場来)高値をつけており割高感も手伝ってか、決算直後売り浴びせられ、チャートは急落、いや、暴落。決算発表後10月30日には高値から25%以上下落の年初来安値に。中期経営計画では2027年5月期に売り上げ730億円(今期予想673億円)目指す。PERは11.2倍、PBRは0.68倍。配当利回り2.8%。クオカード優待。2026年8月には創業100周年記念配を予定。実質無借金。
と、好財務の黒字体質の低PBR(1倍割れ)の割安銘柄で、成長もしていて、PBR1倍を目指すと明記し、還元性向は穏当でまずまず。出来高は極少とも言える過疎株で、1日1,000株いかないことがざら。それゆえ、売買指し値が間隔が空き、少しの売り買いで乱高下する。決算直後の急落もそういう要因も大きいと思われます。
通常はリンチの「株で勝つ」にもある通り、落ちるナイフに例えられる急落する株を底値で掴もうとしてはいけない、という判断ですが、今回は一応下落が落ち着いた辺りで買いを入れて、まあボトムフィッシングの形になっちゃってます。いくら何でもこういう暴落をする決算内容ではない。それまでの高値も説明するのが困難なら、今回の下落も合理的ではない、ということで買い。今、リバウンドしており早くも含み益です。当然二番底は織り込みですが・・・
で、最近また同社の株式についてCARPE DIEMという会社が大量保有報告を出し、12.62%もの割合を保有することとなり筆頭株主に迫ってきました。この会社、去年くらいから急激に同社株式を買い集めており、アクティビストというわけではない業種の会社だし、同社以外の企業の株は1銘柄保有するのみで、分散投資しているわけでもない。事業のシナジーを見込んでいるのでしょうか?Web系、オープン系、組込・制御系のプログラム作成などを行う会社ということですが・・・もう今年か来年早々には筆頭株主に?なかなか気になります。
まあ、私はこの銘柄もまた最低3年は持つことになると思います。6年持って成功した知多鋼業のこともありますし、手放してから2倍以上になった任天堂やエリアリンクのこともあります。長期視点を忘れずに。