個別株投資歴もうすぐ6年

日本株投資

現在12銘柄保有しています。全て日本株。日本個別株投資のみで、リートや債券、外貨建て、ゴールドなどコモディティ、仮想通貨などは保有したことがありません。

始めた頃は、ダイエットや筋トレ初心者によく見られるような過大な力みすぎの目標というか、「最低これくらいの利益は毎年あげられないと何の足しにもならない」と、今思うと誰が出来るんだそんなこと、という数値(年利最低+20%。いやそれでは大して増えない。もっともっと加速度的に。)を前提で軽くクリアしないといけないと思い込んでいました。

結果、最初数年間はずっと含み損でした。日経平均やTOPIX指数は上がり続けていましたが、保有資産はマイナスでした。配当金を含めても、です。始めて10日でクリスマスショック(資産はいきなり約10%安)、元本トントンにもなかなかならず、数ヶ月後ほぼ全てのポジションを整理して、今の主力に集中投資し始め、直後の決算で急騰、いきなり年初来+15%ほどに。しかし、長期で数倍が狙えると思っていたのでそのまま保有継続し、徐々に買い増す。そして株価はじり下げ。下げて下げて、遂に含み損に・・・そしてコロナショック。暴落後戻りが悪く、かなりの含み損が長期に渡る。

この間、主力以外に不動産の東急不HD、And do HLDやソニー、大王製紙などにも投資し、ソニーは短期間で+40%以上の利確、NTTドコモに乗り換え、直後にTOBで+40%ほど利確。大王製紙も円高原油安で+40%ほど利確。不動産はずっと含み損。別でクラウド銘柄とMonotaROというハイグロースをすっ高値で買い、これも長い間含み損。短期間でかなり成功した投資もあったものの、とにかく主力がずっと安いままで、資産全体は一時+に転じたもののまた-ヘ、と、なかなか+にならず。利益らしい利益になってきたのはようやく去年から。

主力以外のJTが株価2倍、エネオスが原油高で急伸、東急不HDも最高益で株価も見直され、万年割安だった鳥羽洋行もそれなりの評価に。大赤字ソフトバンクGも傘下のアーム上場などで業績株価上向き、主力の自動車関連銘柄も業績も堅調ながら著名投資家の推奨もあったりで二桁の+へと。ずっと含み損だったMonotaROも急伸。私の保有資産は去年はようやく単年で全体で+20%以上と、投資開始当初はこれを毎年でも最低限だと思っていた数字をようやく出せました。何と高望みだったんでしょうね。

要諦は握力に尽きますね。コロナショック時に右往左往して、余計な売買をして、損失が膨らみました。その経験から、ファーストチョイスは保有し続け、握り続けることとしました。ソニー等大型株の場合は証券アナリストによる解説動画が出たりします。コロナの時、「業績に与える影響は大きい。投資妙味は薄れる。外していい。」という動画が出て、全てではないですが売ってしまいました。間違っていました。近い未来に40%以上利確しているのに、その前に売ったことでその時の持ち株数は3分の2でした。利益の3分の1を捨ててしまった。大王製紙も上がる前に確か4割ほど売ってしまっています。「暴落のたびに売っていたらいつまで経っても儲からない」と、リンチの「株で勝つ」にもあるし、著名投資家のなつさんもよく仰っています。身に染みてわかった。だからこそ今は滅多に売買しない。そしてそれは今のところ正解として現われている。投資開始来の通算成績としては同期間の日経平均やTOPIXの上昇率と比べものにならず、まるでぱっとしませんが、おかげさまで一応そこそこ勝てている。一昨年などは日経平均にもTOPIXにも初めて勝ちました。これからもこの方針でいきます。

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