会社四季報は一応毎号買って、半分も読まずきれいなまま置いてあり、もったいないですが、こんな読み方でも年に1万円ちょっとはコスパ良です。十分役立ってます。今の保有銘柄も買うにあたっては四季報の情報は大いに参考になっています。まず買うと最初に保有12銘柄のページから見ますが、毎号さすがに知っていることしか書いていない、保有銘柄は日々ウォッチして周辺情報も調べるし、この本の1社につき半ページほどの情報に自分の知識が劣ることはないぞ、と。
しかし、今号では久々にサプライズがありました。主力の自動車関連銘柄について。今期最終の予想に関してはまあ妥当な感覚かな、これくらいで出すだろうね、という、営業利益予想が会社比弱気のもの。これは一致というか、これ以上もあるとは思えど、それを載せちゃうと本としては裏付けを出せという話になりそうです。それよりも「アメリカで増産体制整備に10億円設備投資」という情報が初耳で、時価総額90億円で売り上げ140億円、営業利益10億円の会社ですので一時的には大きな支出となりますが、非常に前向きな投資であります。さらにソーシャルボンドに1億円投資、という情報も。四季報で初めて知る情報なんて久し振りでした。
一株あたり純資産がずんずか貯まり続けているキャッシュリッチな財務ガッチリ企業。株価は超割安でPBR1倍割れどころか0.5倍割れ。配当利回り、性向は低め、優待もなし、今どき株式持ち合いガチガチ、自社株買いもない。低PBR対策なし。割安以外に注目、買いを集めるには業績しかない。邁進して欲しいですね。同業種他社の中央発條は四季報は強気予想。株価はロケットのように急上昇中。自動車業界自体は活況。続いて欲しい。
他の保有11銘柄については目新しい情報は無かったですかね。石油、不動産に関しては各社特色はあれど業界全体が一様に上がっている感じ。それと高配当銘柄は総じて株価が強い。上昇相場だからこそ、低PBR対策で優待拡充や増配、自社株買いを積極的に行なっている会社の株価が好調、等の点ばかり注目せずに、長期で見て業績がどうか、を再度注目し直して銘柄を選定したい。