3月はグロース指数は-2.3%とマイナスとなっていますが、日経平均とTOPIXは+で来ています。赤字企業の多いグロース指数はともかく、日経平均が上がっていると投資している人は儲けっぱなしというイメージがあるかも知れませんが、実はずうっと一部のセクターの、しかも大型値がさ株(有名大企業)が大きく上げていることの全体への寄与が大きく、日経平均が上がっても東証プライム全体では下落銘柄数の方が多い、なんてことも珍しくなく。指数は上がっているけど自分の銘柄は下げている、という声もなくなりません。声をあげているのはまだいい方で、大多数の損失を抱えている人は何も言わなくなっています。
保有銘柄全体の月次は+1.34%と、日経平均(+1.3%)と同じくらいですが、12銘柄保有のうち主力の自動車関連銘柄を含む7銘柄はこれに及ばず、うち4銘柄は結構なマイナスです。指数並かそれ以上に上がっている一部の5銘柄のみが全体を上げている。
やはり1位は先月に引き続きソフトバンクGです。子会社のアームが米市場で株価急上昇し、親会社の倍の時価総額までなっているのでソフトバンクGも半導体銘柄扱いです今や。+4.43%。ただし米市場でエヌビディアなどそっち系の株価が金曜に急落したため、月曜には大きく下がると思われますが。2位はエネオスで+4.3%。原油価格が俄に高まっていますね。しかも日銀金融政策正常化なら円高となり、円高追い風銘柄と言われる同社は上がりやすい。3位はグロースのクラウド銘柄で+4%。前日まで大きく下げていたんですが、著名個人投資家の保有比率増加が報告されたことによるイナゴもとい思惑買いで11%超1日で上がって一気に+へ。4位東急不HDは+2.99%。不動産デベロッパー株も今月よくて、無保有の三菱地所、三井不動産も年初来高値を更新しています。金利が上がるとなれば逆風ですが、なにせ不動産市況も良くて業績も史上最高益予想で株価は5年10年来高値の水準に。5位MonotaROは+1.68%。こちらもグロース。年初来ではまだマイナスです。グロースは今、悪い。業績は良い。6位主力の自動車関連銘柄は+1.18%。最近大口の売りが出て株価がガクンと切り下がりましたが、超割安お買い得銘柄であることに変わりは無く。7位篠崎屋+1.11%。8位And do HLD+0.35%。
これ以外の鳥羽洋行、丸八HD、アイフル、JTがマイナスとなっています。割安資産バリュー株、高配当の鳥羽洋行、丸八HDが下がっている。いつでもお買い得ですが、最近高値をつけて売られているようですね?JTも資産バリューではないですが超高配当です。アイフルは年初来では+7.63%です。
各社、業績に関する材料は特になく。もしマイナス金利解除となれば色々短期では株価にも影響ありましょうが。でも長期的には・・・そこまでの利上げにはならないでしょうし・・・とりあえず月曜の下落に堪える心の準備だけしときます。