日経平均株価指数が勢いよく上がっています。しかし、個別株投資をやっている多くの投資家はもうかっていない。ほんの2~3年前にも似たような状況があったとか・・・日経平均株価に与える影響がかなり大きい一部の大型銘柄の上昇が指数を引き上げているだけで、実は日本株全体で見るとほとんど上がっていない、という状況が。ユニクロのファーストリテイリングは1社で日経平均構成銘柄のかなりの割合を占めてしまっており、そのファーストリテイリングがずうっと上がり続けていた時期がありました。ユニクロ相場、と揶揄されていました。実はアメリカでもいわゆるテック大手GAFAMの5社がすごい勢いで相場を引っ張り続け、多くの中小型株は置いていかれていて全体としてみれば失われた30年と言われる日本と大して変らない株価推移だ、とも言われていました。こうした状況は株式投資をしているとままある、と何十年も前に著されたリンチの「株で勝つ」にも書いてあります。今やバフェットのバークシャーハサウェイのポートフォリオの大主力もGAFAMの一角アップルですしね。私も一応日経平均株価への寄与度の高いソフトバンクGを保有全体に対する割合2位まで抱えていますが・・・一番の含み損(-18.73%、239,400円)です。業績がどうにも・・・ダメで。さすがにしかしこの相場で急伸した日もありましたが・・・それでもこの含み損です。保有割合3位の篠崎屋は業績最悪、東証プライム銘柄でもないので思い切り相場と無関係。含み損16.81%、209,000円。主力の自動車関連銘柄も今月は日経平均株価が7%弱上げている中で見向きもされず、かろうじて売られていないレベルの+0.78%。保有全体では月次+0.76%、年次+6.69%。年初来で今月の日経平均の上昇率にも劣っている。こういう状況は自分だけじゃないとは知りつつ、何だかなーと。しかし気にしたら負けなんでしょうな。コロナショックの時もそれで自分に負けて、その後大きく上がるソニー、大王製紙を減らし、当時鰻上りだったグロース2銘柄を高値づかみ。今も両方含み損。それ以降、保有銘柄を売って他に乗り換えたくなるたびに踏みとどまり、それは正解ばかりでした。クラウド銘柄は踏みとどまった結果3倍以上になっています。その時に乗り換え、買い増そうとしていたAnd do HLDも上がってきていますが、倍とかいう世界ではとてもない。株価ではなく業績を見る大切さ、ですね。