主力の自動車関連銘柄が予想通りというか、上期の第一~二四半期通算としては空前の数字をたたき出してきて、経常利益進捗率が異例の71%(5年平均38%)に達し、通期予想達成は通常なら確実視、上方修正を出してきておかしくないレベルでしたが、そこは現在の半導体不足、部品不足等による完成品メーカー減産の嵐が逆風となり、更に中国や世界経済自体のピークアウトも観測され、進む円安による為替差益も貢献するも、第三四半期を見ないと、業界の10月以降の状況の趨勢を見ないと、積極的に買いに行くのも違うといった今日の株価の動きでした。前場寄りから噴き上がり、年高値を更新。出来高を伴い売買されましたが、結局買いが続かず、ローソク線は上ヒゲ、陰線となり前日比1円高にとどまりました。好地合の中、最低限の上昇。こんなもんでしょうという感じです。自動車業界の減産の流れは見ないといけない。この会社の業績もひとたび悪くなるとかなり落ちるというのも前年のコロナの時などに見られたこと。下期に警戒感はあります。ただ、年高値をブレイク、下値を切り上げ続けていることはいいことです。しかし下がっても持ち続けます。成長のシナリオは崩れていません。誰がどう見ても割安ですし。決算の中身を見ると二輪車向けがやはり伸び率が大きい。自転車、バイクは密を避ける移動手段としてレジャーとしてコロナ追い風と言われています。本当のようです。二輪車向けのシェアが大きい同社ですが、セグメントとしての割合は大きくはない。しかし、そう思わせておいてひとたび伸びると信じられない利益をたたき出したりもします。コロナ下での大王製紙の衛生紙セグメントがそうでした。まさかあれほど利益の大半を1年で稼ぐほど伸びる部門だったとは・・・保有銘柄全体としては今日は日経平均の半分ほどの率で上昇しました。主力は微妙でしたが全面高でした。マイナス相場で下げに強かったので月次では+となっています。