保有10銘柄のうち直近の決算が目立ってよかったのはソニー、大王製紙、MonotaROの3銘柄。いずれも株価の方も順調に伸びており、含み益はそれぞれ50%近辺まで来ていますが、MonotaROなどはチャートがいわゆる「カップウイズハンドル」を描いているようにも見え、「新高値投資法」のオニールの説く高値ブレイク、上昇サインともとれます。ただ上値ブレイクの「ピボットポイント」で出来高が急増するという条件は満たしていないか・・・しかし、とりあえず業績の伸びは衰えず、増配に株式分割と、ポジティブ要因が多いのは事実。大王製紙も増配に優待拡充、業績上方修正でポジティブ。紙パルプ業界全体がただでさえマイナス成長イメージがある上にコロナで紙・板紙事業が軒並みやられており、業績悪化の中、コロナで需要が急増している除菌紙、マスクなどの家庭紙分野のシェアが高いこと、敏速な経営判断でそれらの増産体制にシフトしたことなどで際立って業績を伸ばしており、資金を集めています。その2社が今日株価続伸し、上場来高値を更新。2社とも決算前に天井をいったんつけて売りが優勢となり、テクニカル的には下落トレンドが続いていましたが、決算で再び上昇に転じています。株価ではなく会社に投資する、ですね。ソニーなどの主要大型株を持っていると、証券会社のメールで「テクニカルサイン」の通知が頻繁に来て、売りサイン買いサインが更新されまくります。そんな物に振り回されていたらとっくにソニーを手放していたでしょう。
今日は不動産2社(東急不HD、ハウスドゥ)も強く、主力の自動車関連銘柄は揉み合い足踏みするものの、PFの半分近くを占める主力抜きでも全体では日経TOPIXをややアウトパフォームする上昇でした。